北海道旭川市の西川将人市長が12月18日会見を開き、自衛隊の看護官の派遣延長の可能性に言及しました。
また基幹病院の一つ旭川医科大学病院の古川病院長が、現在の状況について取材に応じました。
北海道旭川市 西川将人市長:「医療従事者の方々を始め、それぞれの立場から市民の命、生活を守るために懸命に活動していただいております。皆様への感謝の気持ちを伝えながら、このコロナ禍にある厳しい冬をみんなが一つになって乗り越えていこうという趣旨を込めた取り組みをしていきたい」
12月18日会見を開いた旭川市の西川将人市長。厳しい感染拡大の現状を語りました。
旭川市内では12月18日も新たに15人の感染者を確認。大規模なクラスターが発生している「吉田病院」や「北海道療育園」などには自衛隊の看護官らが派遣され、懸命の治療が行われています。
旭川市 西川将人市長:「(自衛隊看護官の)派遣期間が21日までと迫っていますので、延長の要請の必要があるか、2つの医療機関を通して検討している最中」
医療関係者によりますと旭川市内では12月に入り、軽症の患者が重症になるケースが出てきています。
こちらは基幹病院の一つ旭川医大病院の集中治療室の様子です。防護服に身を包んだ看護師が懸命に治療を行っています。
旭川医科大学病院 古川 博之 病院長:「ずっと仰向けだと背中に血液がたまりやすいので、酸素の取り込みが悪くなる。反対にむけることで肺も開く。人工呼吸器がついている状態でやるのでかなり大変。だいたい6~7人の看護師らが必要となる」
旭川市内の重症者用のベッドは、旭川赤十字病院と旭川医大病院で9床確保しています。
このうち旭川赤十字病院では4床のうち3床が埋まった状態です。
そして、旭川医大病院では12月上旬には5床全てが埋まるという厳しい状況になったといいます。
旭川医科大学病院 古川 博之 院長:「赤十字病院とうちで6床だったが足りなくなって、赤十字病院も4床中3床埋まってうちも5床にした。新型コロナで5床使うと、一般のICUが5床減る。結構影響が出てできない手術もあった」
いかに重症者を増やさず、医療のひっ迫を防げるか。医療関係者の苦悩が続いています。
【旭川市の新型コロナウイルス 重症者用病床】
●旭川赤十字病院:4床中3床
●旭川医大病院: 5床中2床
→9床中5床を使用し、残り4床
コロナ以外の治療・手術にも影響が及び、厳しい状況が続いています。
旭川市は自衛隊の看護官らの派遣延長も含め、検討を進めるとしています。
"一時満床"になった重症者ベッド…他手術の影響が現実に 自衛隊派遣延長要請も検討へ (20/12/18 20:10)
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