南部忠平記念陸上(7月10日、厚別公園競技場)の女子100メートルで北海道八雲町出身の石堂陽奈選手(20歳、環太平洋大学2年)が追い風参考記録ながら11秒38の好タイムで優勝しました。
フィニッシュラインを先頭で駆け抜けると両手を突き出し喜びを爆発させた石堂選手。「北海道の厚別競技場で走れることをすごく楽しみにしていた。“ここで良い走りをしたい”という思いで来たので追い風参考記録でも11秒3台で走れたことがすごくうれしい」と話すと、その頬を涙が伝いました。
石堂選手は立命館慶祥高校2年だった3年前の2019年、この南部忠平記念で優勝。全国高校総体(インターハイ)では女子100メートル2位、200メートルでは優勝を飾りました。
しかし、高校最終学年のインターハイは中止。足のケガもあり、思うに任せない日々を送る中、東京五輪の女子リレー代表には同学年の2選手(青山華依選手、石川優選手)が選出。一時は「競技場も見たくなくなる」ほどでしたが「いやでも走り続けて辛い時を耐え抜いたというのが今につながったと思う」と話すように今年の日本選手権は決勝の場にも戻ることができました。
ただ、世界選手権代表に選出された選手までは0秒06及ばず「日本代表が手の届くところにあった。自分ももう少し早ければ」という気持ちがあったと正直に明かしました。
それだけに良い走りを“ここで”見せたい思がありましたが予選ではスタートで躓き、組2着。練習でも苦手なスタートが上手くいかず何度も躓きました。
それが決勝ではうまく走り出すことができました。序盤からリードを奪い、追い風もありましたが「最後まで体を動かすことができた」と失速せずに走り切りました。
「今年は少し復活して北海道の皆さんにこうやって元気な姿をお見せできたのは良かったと思う」。躓いても修正し、辛くても耐え抜いた石堂選手、“元気な姿を見せられるようにこれからも頑張ります”とインタビューを締めくくりました。
■GP女子100m決勝A(+4.1)
1)石堂陽奈(環太平洋大学)11秒38
2)城戸優来(福岡大学) 11秒50
3)高橋明日香(バリュエンス) 11秒52
4)名倉千晃(NTN) 11秒57
5)奥野由萌(甲南大学) 11秒61
6)齋藤愛美(大阪成蹊AC) 11秒67
7)納村琉愛(北海道栄高校) 11秒79
9)高橋茉柚(大阪成蹊大学) 11秒91
※B決勝1位の下村日向子(甲南大学) 11秒83(+2.6)がGP8位
【陸上】耐え抜いた石堂陽奈「躓いても」立て直し女子100m3年ぶり“連覇”…南部忠平記念 (22/07/11 12:00)
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