ロシアからの輸入が減り、価格高騰が心配されている「サケ」。そうした中、北海道の八雲町では「道産サーモン」の養殖事業化が本格化しています。
利用客:「紅サケ、ロシア産のものなど高いなって思います」
利用客:「大変ですね、漁師さんも大変だし、私たち庶民も大変」
食卓のサケが値上げでピンチ。救世主が道南に生まれていました!その名も「二海(ふたみ)サーモン」
札幌市手稲区のこちらのスーパー。仲卸から直接大量に仕入れることで、価格を抑えた海産物が人気です。こちらで扱うサケの約8割がロシア産です。
新崎 真倫 記者:「お買い得なロシア産のサケがずらりと並んでいますが、いま店頭で扱っているのは去年とれたサケだということです」
例年は9月ごろから今シーズン水揚げされたものが店頭に並びますが、ことしはロシアのウクライナ侵攻の影響で、サケ・マスの出漁に遅れが出ました。
吉本水産 吉本 龍真 会長:「(サケの値段は)2割くらい上がると思う。ロシア方面でもそれなりに漁獲されているので、新しいものが入ってくると思う。だから入荷が途切れるということはないと思う」
こちらのスーパーでは、これまで十分な在庫を確保できていたため、価格への影響は抑えられていましたが、円安の影響なども重なりサケの値段が少しずつ上がり始めているといいます。
利用客:「サケの値段が上がってる(Q:サケは食卓によく並ぶ?)そうですね、体に良いので、簡単に焼けばよいだけなので。漁師さんも大変だし、私たち庶民も大変」
利用客:「たいてい冷蔵庫にサケは入ってます。紅サケ、ロシア産のものなど高いなって思います」
最も需要が高まる年末に向け、2割前後の値上げは続く見通しだということです。
そんな中、登場したのがこちら「二海(ふたみ)サーモン」
道南の八雲町では寿司ネタとしても人気の、トラウトサーモンの養殖事業が進んでいます。
脂のノリが良く程よい歯ごたえが特徴です。
寿し処 かきた 垣田 篤さん:「食べてみてもさっぱりした味で、あんまり脂っこくない感じですね。(二海サーモンは)身がビッと締まっていていい」
この二海サーモン、八雲町などが地域産業の活性化を目的に3年前から試験養殖を行なってきました。
北海道内初となる「道産サーモン」の養殖事業化を目指していて、5月12日の水揚げは約11.8トンと、目標の10トンを超えました。平均で1匹あたり3.4キロほどと、前年比で0.4キロ上回りました。
ひやま漁協熊石支所サーモン養殖部会 高橋 聖治 部会長:「(Q:手ごたえは?)それなりに成長していると思う。順調です」
秋サケやスケトウダラなど漁業不振が続く中、新たな水産資源の誕生に向けて、地盤づくりが進む状況に期待が高まっています。
寿し処 かきた 垣田 篤さん:「ノルウェーとか、そういうところのが今まで多かったと思うが、外国のものは使わないようにして、地元のものだけを使うようにしようと思う」
八雲町 サーモン推進室 松田 力 係長:「(水産物は)市場価格の影響、こういった情勢に影響されやすい部分があるが、今後はこの二海サーモンの付加価値をつけてそういった情勢や市場の状況に負けないように取り組む」
ウクライナ侵攻や円安の影響などで揺れる道民の食卓。道産サーモン事業化の先行きにも注目が集まりそうです。
北海道初 道産養殖サーモン登場!ロシアのウクライナ侵攻・円安でサケマスの輸入価格が上昇するなか大注目 (22/06/06 20:00)
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