北海道札幌市の市街地で、クマのような動物の目撃が増えています。出没情報は2021年度の同じ時期と比べ約2倍に。一体何が起こっているのでしょうか?
札幌市南区で撮影された映像です。周囲のにおいを嗅いでいる母グマの周りに、3頭の子グマの姿が。
札幌市内でクマのような動物の目撃が相次いでいます。出没情報は2022年度に入ってから29件。2021年度の同じ時期と比べ約2倍です。中でも増えているのが市街地での目撃です。
水上 孝一郎 記者:「目撃者の話によりますと、クマのような動物は道路を北東方向に走り抜けていったということです」
4月21日からの4日間、札幌市白石区や東区の市街地で合わせて5件の目撃情報が。背景には何があるのでしょうか?
クマの生態に詳しい専門家は。
北海道立総合研究機構 釣賀 一二三さん:「2021年6月の札幌市東区の事例もあるので、市街地にクマが入ってこないという確証はない。市民もヒグマに対しては敏感になっている」
2021年6月、札幌市東区の住宅街にクマが出没。襲われた4人が重軽傷を負いました。
鎌田 祐輔 記者:「いま、猟友会のメンバーが発砲しました」
市街地にもクマが現れるということを強烈に印象付けました。2022年3月には、札幌市西区の三角山で巣穴を調査していた2人がクマに襲われています。
しかし、こんなケースも。
札幌市 熊対策調整担当係長 清尾 崇さん:「角を曲がって少し歩いた所で、黒いクマのような動物を見たという通報が」
4月28日午後4時ごろ、札幌市白石区で子ども連れの母親から「1メートルくらいの、クマのようなものが見えた」という通報がありました。
その後、札幌市が付近の防犯カメラを確認したところ。
札幌市 熊対策調整担当係長 清尾 崇さん:「同じ時間に黒い犬の散歩をしている人が映っていて、おそらくそれではないかと判断」
5月17日には、札幌市清田区で散歩していた夫婦が。
散歩していた人:「50センチ四方の物体が見えて、クマのようなものが林に逃げた。崖の下には高校があるので、一応警察に届け出た」
その後、市などが調査したところ体長50センチ程度のこげ茶色のイヌを確認。特徴が似ていたことから見間違いと判断しました。
2022年度に入り4件が見間違いでしたが、市民の反応は?
札幌市民:「見間違いなら、それで良かったと思えるので、情報が伝わったので良かった」
札幌市民:「見間違いということで安心しましたが、可能性はゼロではないので情報発信はありがたいです」
札幌市では通報をためらわないでほしいといいます。
札幌市 熊対策調整担当係長 清尾 崇さん:「未確認情報の中にクマの情報が紛れていることもあるので、クマかもしれないと思ったら通報してほしい」
目撃情報に接したときは、どのように行動したらいいのでしょうか?
北海道立総合研究機構 釣賀 一二三さん:「しばらくの間は注意して、続報に気をつけてほしい。何日か続報がないようであれば、ある程度安心してもよいと思う」
最悪の状況を想定し、目撃情報には十分注意しましょう。
"クマ"のような動物 札幌市街地で目撃増加…2021年度同時期の約2倍に 中には見間違いも (22/05/28 06:30)
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