北海道の知床半島沖で26人を乗せた観光船の遭難事故は4月28日で6日目を迎えました。28日午後には、新たに3人が羅臼沖で見つかり、身元の確認と、残る12人の捜索が続けられています。
28日、北海道の鈴木直道知事が現地を訪れました。
鈴木 直道 知事:「遺族、家族から率直な今の思い、今もなお見つからない家族に対しての胸が張り裂けそうな思いを直接聞いた」
斜里町を訪れた鈴木知事。現地入りしている家族と面会しました。
遺体安置所では献花台に花を手向け手を合わせました。そして4月27日に会見した運航会社の社長について聞かれると。
鈴木 直道 知事:「桂田社長とも直接、話ができた。27日の会見の中で、できうることはしっかりやっていくという社長の言葉がありました。その言葉にしっかりと偽りなきように、家族の皆様に対して真摯に向き合い丁寧に対応いただきたいと直接伝えた」
知事から直接、「偽りなく」「真摯な」対応を求められた知床遊覧船の桂田精一社長。
(FNN取材団の記者):「いま桂田社長が、献花台の前に姿をあらわしました」
家族への説明会のあと、安置所の献花台で10秒間頭を下げ、手を合わせました。
江上 太悟郎 アナウンサー:「事故発生6日が経過しました。波が高く海が非常に荒れているいるため、捜索の漁船は海に出られないということです」
一方、消息を絶った観光船KAZU1の捜索では28日午後、新たに3人が羅臼沖で見つかりました。残る12人の捜索が続いています。
漁業関係者:「知床半島の方だったらここよりも波はある。漁船が出ても遊覧船は出ないのが普通なんですよ、波があるときは」
漁業関係者:「海難事故のあった時と同じような波がある」
漁業関係者:「一刻も早く見つけてあげたいなという気持ちはすごくあります」
現場の海上では、強風と波浪注意報が発表され、最大瞬間風速30メートルの強風が吹くほか、波の高さは5メートルに…
(上空のヘリから):「巡視船の前方が波で上下しているのがわかります。この波の影響か、きょうは潜水士による捜索も行われていません」
この荒れた天候のなか、海上保安庁などが懸命に捜索を続けています。
国交省 中山 副大臣:「捜査と捜索と救助、それから原因究明に向けて取り組んでいる」
国交省の中山副大臣も現地入りしました。
国交省 中山 副大臣:「この事故が、他の観光事業者、交通事業者の方には波及がないということをしっかりと確認をさせていただきたい」
国交省は4月29日からの大型連休を前に、全国の旅客船事業者に緊急点検を実施。
函館市では道運輸局と函館海上保安部の担当者が、港内を周遊する観光遊覧船の点検を行いました。
観光船KAZU1の遭難からまもなく1週間。
沈没したとみられる船体の手がかりはなく、今週末にも水深200メートルまで捜索ができるという海上保安庁の測量船「天洋」が現場に到着する見通しです。
(記者):「これからまた行かれるのですか、次はどんなことを話しますか」
そして28日午後5時から、28日としては2度目となる、家族への説明会が開かれ、桂田社長も出席。
不信感を募らせる家族に果たしてどんな説明が行われたのでしょうか。
知床観光船 遭難"6日目" 「一刻も早く見つけてあげたい…」高性能の測量船 29日以降に到着へ (22/04/28 19:35)
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