乗客乗員26人のうち15人が今も行方不明となっています。一方、遺体が安置された施設には献花台が設置され、地元住民にも悲しみが広がっています。
八木 隆太郎 キャスター:「これから捜索に出る漁船です。船にはカイロや分厚いウエットスーツが置いてあります」
早朝のウトロ漁港。地元の漁業関係者らが不明者の捜索に向かいます。
捜索する漁業関係者:「(Q:どっちの方角に流れていそうですか?)半島といってもいけばそれこそ北方領土までになるね。なんでもいいからね、みつかるといいけど」
捜索する漁業関係者:「(天候的に)たぶん26日は行けて、27日と28日は厳しいかもしれない。(Q:風も強くなる?)波もおさまらない」
知床半島沖で26人を乗せた観光船「KAZU1」が遭難して4月26日で4日目。海上保安庁などによる懸命な捜索活動が続いています。
(上空のヘリから):「地元の漁業関係者でしょうか、険しい岩場を歩いて捜索しています」
地元の漁業関係者も11隻、100人ほどの態勢で捜索に加わりました。4月26日は観光船が消息を断った「カシュニの滝」付近から陸に上がり、知床岬方向に歩き、沿岸を捜索しました。
ウトロ漁業協同組合 深山 和彦 組合長:「意外にまだ引っかかっている可能性もある。まずは沿岸を25日に沖合探しても何もないから沿岸を探す。早く見つけてあげたいと思う。(Q:沿岸での捜索で注意することは)今はクマかな」
周辺はクマの生息地で、集団で並び、クマよけのスプレーと小型の爆竹を持ちながらの捜索になりました。
八木 隆太郎 キャスター:「事務所の中音がしました電気もついているようで、中に人がいるようですね」
事故発生から沈黙が続く運航会社。
八木 隆太郎 キャスター:「すみません、おはようございます。出てくる気配はありません」
この日も応答がありませんでした。
社長に電話をかけると…
運航会社社長:「はい、桂田です」
涌井 寛之 記者:「ごめんなさい、北海道文化放送です。すみません、26日は会見ですが、何時からやられますか?」
運航会社社長:「えっとですね、あのちょっと、今ご家族の対応しているので、また電話します」
涌井 寛之 記者:「ごめんなさい、ご家族に説明がないようなんですけれども」
運航会社社長:「(電話を切る)」
家族への対応だとして、慌ただしく電話を切った運航会社の社長。しかし、現地入りした家族への26日の説明会に姿を見せたという情報はありませんでした。
中田 和樹 記者:「乗客の遺族と見られる人が遺体安置を訪れました。表情を確認することができません」
これまでに3歳の子ども1人を含む、11人の死亡が確認された今回の事故。遺体が安置されている施設には、行方がわからない乗客の家族が訪れていました。
設置された献花台には手を合わせる地元住民の姿も。
地元の人:「耐えられなくて。もう切なくて」
地元の人:「おこさんが可愛そうで」
地元の人:「小さいお子さんもいるしどんな思いされたのかな、いたたまれない。早く見つかってほしい」
地元の人:「悔しくてなりません。本当に可愛そうでなりません。ご両親と巡り合えるように祈っています、早く救助してあげてほしい」
町には今も深い悲しみが広がっています。安否不明となっている残り15人の捜索が懸命に行われています。
直撃取材に「家族への対応で…」 説明会に現れない運航会社社長 観光船遭難で地元漁師ら懸命の捜索続く (22/04/26 19:30)
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