2021年6月、札幌市東区の住宅街で札幌市民ら4人がクマに襲われ重軽傷を負った事故。札幌市の広報体制には課題が残りました。
目撃が相次いだのは午前3時30分ごろでしたが、広報車が到着したのはすでにけが人が出ていた午前6時ごろ。
通信アプリLINEで札幌市民に注意喚起したのは、子どもたちの登校時間も過ぎた午前9時ごろでした。
警察との連携のほか、情報発信の遅れが指摘されました。
路上で襲われ、140針も縫う大けがをした男性も警告に気付かなかったといいます。
襲われた男性:「クマ出てるのは知らなくて、パトカーの呼び掛けあったのは、ほかの人から(後から)聞いたけど、こっちまで聞こえていなかったので。例えば地震速報みたいな感じでアラートにするとか(したほうがいい)」
北海道警北警察署のパトカー:「現在ヒグマのような動物が目撃されています。建物の中に入ってください」
今回、札幌市北区で相次いだ目撃。札幌市の広報体制はどうだったのでしょうか。
札幌市は4月19日、警察に目撃情報が寄せられた午後10時ごろに事態を把握。警察は現場での警戒を続けます。
札幌市は夜が明けた午前6時30分ごろから調査を開始し、最初の情報発信は1時間30分後、Yahooの防災アプリで行いました。
2件目については午前7時52分に目撃され、最初の発信は午後2時5分。
札幌市としては、警察による警戒や報道機関による情報発信が行われていて、発信に遅れはないとしています。
札幌市民は…
住民:「クマ?知らないです」
住民:「知らないです。初めて聞きました」
(Q.近くの駐車場に出たが…)
住民:「え、ほんと。それは知らないです。え~こんなところで。もっとずっと向こうかと思っていた」
札幌市は今後、より登録者が多い無料通信アプリ・ラインで現地職員から配信出来るようにするなど迅速に対応したいとしています。
4月19日から20日にかけての札幌市の対応は、最初の目撃情報が19日午後10時ごろ。市はこの時点で情報を把握し、警察が警戒に当たった。
現地調査を開始したのは夜が明けた20日午前6時30分ごろ。
最初の情報発信となるのが、20日午前7時47分。yahoo!防災アプリで情報発信を行いました。そのあと、午前9時17分にもLINEで注意喚起しています。
ただ午前7時52分に2回目の目撃情報が入っています。この2度目の目撃情報についての注意喚起は午後2時5分、yahoo!の防災アプリで行い、午後2時22分にLINEで注意喚起した。
札幌市円山動物園 小菅 正夫 参与「実際に現地調査を行う際に、今、こういう状態で調査を行っています、ということを、地域にスマホなどで情報提供するべき。今回もお年寄りはほとんど知らないようだった。
警察車両が拡声器で注意喚起していたように、現地調査している場所では、今、こういう情報で、現地調査をしている、という情報を出す、というのが一番いいのではないか」
クマ出没情報注意喚起遅い?重傷追った男性「警告に気付かなかった…」 "住民に伝わらない"広報の課題 (22/04/20 20:45)
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