4月から札幌市のススキノで通行人を居酒屋やカラオケ店に誘う行為が禁止されます。
北海道内で初めてとなる「客引き防止条例」案が、3月30日の市議会で可決されました。
「客引きゼロ」で北の繁華街はどう変わるのでしょうか。
客引きにあった経験がある人:「(ススキノ交差点付近に)キャッチやスカウトの人が多い。結構しつこい人が多い」
札幌市民:「ぼくはいつも通るのでなんでもないけれど、(ススキノに)初めて来た人は怖いのではないか」
3月29日夜の札幌市ススキノ。まん延防止等重点措置が解除され、職場の同僚や友人同士で久しぶりの食事を楽しむ人たちが集まり、北の歓楽街は賑わいを取り戻しつつあります。
一方で、通行人を飲食店などに誘う「客引き行為」が活発化し、客引きとみられる人たちが歩道で通行人に声をかける姿も。
土井 若楠 記者:「いまカラオケ店の呼び込みの女性が男性と話をしています。カラオケと書かれたボードを首から下げています」
カラオケ店の女性が男性のグループに声をかけましたが…。
(Q.カラオケ店との交渉は?)
「断りました、今回は」
「歩いているだけなのに『お兄さんどうですか?』と言われたらキツイ」
札幌市議会は3月30日、「客引き防止条例」案を可決しました。
こうした条例の成立は北海道内で初めてです。
4月1日から、札幌駅からすすきの地区までの区域で、道路や公園などでの客引きや客待ち、スカウト行為などが原則禁止されます。
本田 祐里佳 記者:「南3条通を挟んで北側は一部客引き行為が認められますが、南側は全面的に禁止となります」
客引き行為などが制限されるのは、札幌駅からススキノ地区までのエリアです。
札幌駅周辺から狸小路までは店の前から1メートル以内の客引き行為を原則認めますが、南3条から南7条までのすすきの地区は全面的に客引き行為が禁止となります。
現在、すすきの地区で客引きをしている人は…。
客引きをしている人:「もうやばいっすね。正直言ったら。キャッチで売り上げを作っている店。その日よって違うけど平均で20人くらい来店する。キャッチがなくなることで最初は売り上げが出せなくなると思う。決まったことなので何も言えないけれど(客引き禁止は)正直つらいです、僕らにとっては」
札幌市は4月から6月までを条例の周知期間とし、7月からは違反を繰り返した者や事業者に対し5万円以下の過料を科すほか違反者の名前や住所、店の名前を公表するとしています。
条例の目的は、市民や観光客が安心して通行できる街づくりをしていこうというものです。
一方で市民への調査では客引きに不安を感じる人が多く、7割が規制の必要があると回答していました。
客引きが制限される区域は、「札幌駅~すすきの地区」までです。
・北8条~南3条まで:店の前から1m以内は呼び込みは可能
・南3条~南8条まで:全面的に禁止
【"客引き禁止"条例で制限される行為】
・客引き:通行人に声をかけて店に誘う
・客待ち:客引きを目的に歩道などで人を待つ
・スカウト:通行人に声をかけ仕事を持ち掛ける(ニュークラ、キャバクラの勧誘など含む)
・スカウト待ち:スカウト目的で人を待つ
一方、ティッシュやちらし配布や、看板をもって宣伝する行為、通行人に「タイムセール中」「いらっしゃい」など呼びかける行為も客引きには該当しないとしています。
客引き防止条例は4月1日に施行されます。
"客引き防止条例"可決…繁華街ススキノどう変わる? 歓迎する一方「売り上げ」懸念する声も 札幌市 (22/03/30 19:45)
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