ロシア軍によるウクライナ侵攻は私たちの暮らしにも影響を及ぼしています。
ロシアへの経済制裁を受け、サケなどの海産物の輸入が先行き不透明になってきました。一方で今、お買い得な魚も。
札幌市手稲区のスーパー「キテネ食品館」。仲卸から直接大量に仕入れることで価格を抑えた海産物が人気です。
新崎 真倫 記者:「特売のサケがずらり。見てみると全てロシア産です。このようにサケの約8割がロシアからの輸入品だということです」
サケをはじめウニやホッケ、冷凍エビなど、こちらでは取り扱う海産物の約半分がロシア産のものです。
ウクライナに侵攻したロシアへの経済制裁が強まり、輸入の先行きが不透明になってきました。
消費者:「やはり高くなるんでしょうね。食べるのを我慢するしかない。高くなると厳しいから、やはり安いものに手が行く」
消費者:「値上がりも、品不足になるのも心配。魚を別のものに置き換えて食べればいいが、ホッケとかサケは恋しくなると思う」
こちらのスーパーでは今のところ価格への影響は出ていませんが、消費者は不安を感じているようです。
吉本水産 吉本 龍真 会長:「なくなるのではないかと、サケ類を多めに買っている人もいるよう。それなりの量の在庫はあるので、そんなに心配することはないかなと思っている」
現時点では十分な在庫を確保できているということですが、今後の仕入れへの影響などについて情報収集を始めているといいます。
吉本水産 吉本 龍真 会長:「1年くらい続くのであれば影響は出てくる。それは心配している。少なくなれば希少価値が上がって値段が上がる。そういうことは心配」
水産白書(2020年度)によると海産物の輸入先でロシアが占める割合は、カニが61.8%、サケ・マス類が9.5%。エビは3.8%となっています。
今後の影響が心配されます。
その一方で、うれしい情報も。
吉本水産 吉本 龍真 会長:「今の時期だとニシン。今年は特にタラが安い」
今が旬のニシンやタラは、非常にお買い得だといいます。
特にタラは豊漁で、2021年と比べると安い時には半額近くになることも。今後の海産物の値動きが気にかかります。
海産物に、こんな影響も出ています。
国産のカニは、鮮魚店の仕入れ値が2割ほど上昇しているといいます。ロシア産が減り始めた余波とみられます。
さらに、ノルウェー産のサーモンの供給が不安定に。航空機のロシア領空の飛行禁止措置によるためです。
今後もさまざまな影響が出ることが考えられます。
“サケ”など海産物の輸入に影響か ロシアのウクライナ侵攻で先行きが不透明に… さまざまな影響も (22/03/10 20:30)
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