10月31日に投開票を迎える衆議院議員選挙。前回大接戦となった北海道10区と、3人が争う構図の北海道6区。し烈な戦いの最前線を取材しました。
空知と留萌管内の道10区。立憲民主党の前職、神谷裕さん(53)と公明党の前職で自民党が推薦する稲津久さん(63)の一騎打ちとなっています。
10区は道内有数の米どころ。しかし、コロナ禍で外食産業が休業となったことや、休校で給食での消費が減少したことでコメが余る事態に。価格は大きく下落し、農家の暮らしが揺らいでいます。
八木 隆太郎 キャスター:「神谷裕さんの選挙カーが南幌町の公園に到着しました。きょうは空知地方を中心に回るということです」
立憲民主党の神谷裕さんは"農政通"をアピール。ネクタイも深川市のコメをPRするゆるキャラです。訴えることは1次産業の活性化です。
神谷 裕 候補:「今の農業も漁業もアベノミクス以降、市場経済みたいなものが入り、結果として相当厳しくなっているのが私の感じ方」
神谷 裕 候補:「経済対策としては地方の基幹産業は1次産業だと思っているので、まず1次産業を元気にすれば、地方は持続可能な社会になっていく」
コメ価格が下落するなか、価格の安定を求める農家から強い期待を感じています。
神谷 裕 候補:「(支援者からリンゴの差し入れをもらって)最高のリンゴを頂いた。ありがとう、元気出てきました」
前回相手候補にわずか513票差で敗れました。
神谷 裕 候補:「前回513票差で負けました。これ私の甘えだと思っている。この4年間、513を超えるために皆さん方と一緒に頑張ってきた。最後まで気を緩めずに最後まで走り抜きたい」
5期目の当選を目指す公明党の稲津久さんも広い選挙区をくまなく回ります。
八木 隆太郎 キャスター:「稲津久さんが滝川市内のスーパー前にやってきました。支持者らとグータッチを交わしています」
自民・公明、協力の象徴区。負けられない戦いに首相も応援に入りました。
岸田首相:「稲津久さん、ぜひこの大激戦をみなさんの力で勝ち抜かせていただきたい」
稲津 久 候補:「農業は持続可能な産業ですから。優位性はこれからも地域に欠かせない。しっかり農家の支援をやらせてもらいます」
食事をする間も地元の発展を考えているといいます。
稲津 久 候補:「いただきます、あ~おいしい」
農業を盛り立てるため、消費を喚起したいとしています。
稲津 久 候補:「深川留萌道が全線開始になり観光客も増えたしだいぶ変わった、人や物の流れが。地場産のものをどう生産消費につなげるか大事なテーマ」
1次産業に光を当てるのはどの候補か、前回に続き、熾烈な戦いが続いています。
旭川市など上川地方の道6区。いずれも新人で、NHK党の斉藤忠行さん(30)、立憲民主党の西川将人さん(52)、自民党の東国幹さん(53)の3人による争いです。
斉藤 忠行 候補:「この6区だけがいじめの問題、何とかしてほしい、何とか動いてほしいという声が非常に多かった」
幼いころにいじめを受けた経験を持つ、NHK党の斉藤忠行さん。いじめ問題に正面から取り組みたいと裸一貫で北の大地に乗り込んできました。
旭川独自の条例の制定やインターネット上で被害を受けた際の情報開示請求の簡素化を訴えます。
斉藤 忠行 候補:「旭川をニューモデルにした条例や法律の制定を強く掲げ、二度と子どもたちがいじめによって命を落とす社会を良しとしない。大人たちの意見をまとめて作っていきたい」
組織に頼らない選挙戦で動画投稿サイト「YouTube」の配信に力を入れ、幅広い世代へ政策を訴えます。
西川 将人 候補:「SNSでの様々なひぼう、中傷、いじめ。日本では法整備や規制がまったく出来上がっていません。国政の場でしっかりと整備を進めていきたい」
旭川市長を4期15年務めた立憲民主党の西川将人さん。
在任中にいじめ問題が発覚し、対応にあたりました。
子どもに寄り添った制度作りを訴えます。
西川 将人 候補:「例えば学校ごとやあるいは行政に常設の委員会、機関をしっかりとつくって、子どもの心理学に専門的な知識を持っている方がしっかりと入って判断検証して対応していく」
解散翌日には、全国のトップを切って枝野代表が応援に駆け付け、市長からの転身を後押し。集まった支援者に支持を訴えました。
東 国幹 候補:「国において教育界のあり方、学校現場のあり方、あるいは教員の方々の採用の問題からいろいろな面で検証して改善していく」
旭川市議からのたたき上げ。26年の豊富な政治経験を武器に国政を目指す自民党の東国幹さん。
9月に旭川市に誕生した自民系の新市長と二人三脚でいじめ問題の真相解明と教育現場の改善を訴えます。
東 国幹 候補:「国の大まかな教育行政のなかで安心な空間を学校現場に作っていかなければならない」
選挙戦の幕開けと同時に首相や閣僚が続々と応援に入り、保守層の支持固めと無党派層への浸透を図ります。
(衆院選2021・北海道)
衆院選 旭川など北海道6区は「いじめ対策」が争点に…10区は「1次産業・農業」を巡り激しい戦い続く (21/10/25 20:30)
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