八木 隆太郎 キャスター:「十勝地方の大樹町旭浜漁港の近くです。波打ち際が白く茶色く濁っています。大量のプランクトンによる泡が発生しています。数キロから数十キロに渡ってのびています。十勝の太平洋沖を赤潮が襲っています」
9月下旬以降、道東の太平洋側を中心にウニやサケが大量死。その原因とみられているのが赤潮です。上空からの映像を見た専門家は…
北大水産学部 山口 篤 准教授:「左側の方が赤潮。この赤い部分も赤潮だと思う。(プラクトンの)細胞数の濃度で色が変わってくる、普段と違う海の色が赤潮と判断してよい」
道によりますと、赤潮とみられる被害が出ているのは襟裳岬から納沙布岬の間、約265キロの範囲で、主に「カレニア・セリフォルミス」という魚介類に有害なプランクトンが確認されました。
9月下旬から10月18日までにサケ約2万1000匹、ウニ約2300トンなどが大量死し、被害額は76億円にのぼり赤潮が原因と確定すれば国内で最悪のケースとなります。(※その後、道は27日午後6時に被害額は77億4000万円と発表)
この被害の原因とされる赤潮について専門家は…
北大水産学部 山口 篤 准教授:「発生の要因は、あたたかい水が撹拌(かくはん)されず、今年の秋口はシケがなかった。ずっと海水がとどまり長い間発生した」
道東は海流の影響を受けずづらいほか、2021年は台風や低気圧が少なく、暖かい海水が撹拌(かくはん)されませんでした。そのため「カレニア・セリフォルミス」が増えやすい環境になったとみられています。
北大水産学部 山口 篤 准教授:「人為的な窒素やリンの排出が多かったわけではない。水は温度が下がりにくい。低気圧が通過して縦方向の撹拌(かくはん)が起こるのが収束には一番」
今後も被害が拡大するとみられ、道は被害状況の把握と原因究明を図るとともに、国に対しても水揚げの回復へ向けての対策や、漁業者への金融支援などを求めていくとしています。
北海道襲う赤潮被害…上空からも"くっきり"…専門家「低気圧などによる"シケ"が少ないことも要因か」 (21/10/27 20:00)
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