コロナ禍でインバウンドの姿が消えた北海道の観光地「ニセコ」エリア。コロナ後を見据えて開発は進んでいますが、外国人観光客から地元客にターゲットをシフトする動きが進んでいます。
ニセコはどう変わるのでしょうか。
10月1日、ニセコ町にウイスキーの蒸留所がオープンしました。ターゲットは地元客。インバウンドからの脱却を意識しています。
ニセコ蒸溜所 南雲 二郎 社長:「日本観光は外国人に頼りきっている」
コロナ後を見据え、ニセコが大きく変わろうとしています。地域に根差した観光のあり方とは?
八木 隆太郎 キャスター:「コロナ禍に揺れているはずのニセコですが、リゾートホテル建設など開発は止まりません。アフターコロナを見据え、国際スキーリゾートはどう変わっていくのでしょうか」
コロナ後を見据え、リゾート開発が続くニセコエリア。以前は外国人観光客であふれていましたが、その姿が消えました。かわって目につくのは地元や北海道内からの観光客です。
観光客:「異国的な感じで、すがすがしい。そんな気分を味わいつつ、おいしいものも多い」
観光客:「イモとか野菜は本当においしいですね。海外の人もたくさん店を出しているのでおもしろい」
昨シーズンのニセコ地区の宿泊者数は、前期から約55%も減少し、調査開始以来最低となりました。さらに外国人観光客は98.5%減の3900人と激減しました。
そこで、地元客向けに舵を切る店が続々とオープンしています。
紅茶で有名な「ルピシア」は本社を東京からニセコに移し、クラフトビールを醸造。地元の野菜を使った食事も人気です。
乳製品で有名な「高橋牧場」では、新鮮な牛乳を生かしたチョコレート専門店を始めました。
夏の間開かれたマルシェを企画した自然派食品の店では、客層が変わったといいます。
PYRAM 小長井 真樹さん:「今までオートミールは日本人は買わず外国人が買っていたが、コロナ禍になって少しずつ日本人が買うようになった」
ニセコ観光のあり方が問われているとも感じています。
PYRAM 小長井 真樹さん:「本当に必要で大事なものって、地元にいる人だと思う。それを無視することはできないし、店も淘汰(とうた)されていくと思う。地元の人に向けたものを常に発信するのが大事」
地元客を重視する動きが高まっています。10月1日にオープンしたウイスキーの蒸留所。手掛けたのは新潟県の日本酒「八海山」で有名な酒蔵です。
ニセコ蒸溜所 南雲 二郎 社長:「新潟県の日本酒メーカーが来て、何となく作ったということではなく、ニセコから生まれ、ニセコが育てたということを相当強くイメージしている」
ウイスキーは出荷までに3年間熟成させなければなりません。そこで当面の間はジンを製造し販売します。ジンは香りづけのため様々な植物を使いますが、地元産のものにこだわっています。
ニセコ蒸溜所 南雲 二郎 社長:「ヤチヤナギとか二ホンハッカ、北海道産のものを取り入れている。香菜の特徴を生かしてジンを製造しているので、非常に地産地消を表現しやすい飲料だと思う」
ジンを新たな名産品とし、蒸留所では伝統工芸品や他の特産物にも出会える新たな観光拠点にしたいと考えています。今までのインバウンド頼みの観光からの脱却を目指しているのです。
ニセコ蒸溜所 南雲 二郎 社長:「これまでの日本観光は外国人に頼りきっていた。日本人の客がいかに観光、その土地を見直してくれるかということが重要な新しい考え方」
リゾート開発が続くニセコエリア。地元客にとって魅力的な場所となれるのか、観光地が試されています。
コロナ禍で宿泊客激減の「ニセコ」エリア 外国人観光客から"地元客"重視へ…新たな楽しみ方とは (21/10/17 11:00)
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ