2019年6月、札幌市で2歳の女の子が衰弱死した事件。保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親の裁判で11月11日、検察側は母親に懲役14年を求刑しました。
札幌市中央区の池田莉菜被告(22)は2019年5月中旬から、交際相手の藤原一弥被告(26)と共謀して、娘で2歳の詩梨ちゃんに十分な食事を与えず衰弱死させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われています。
これまでの裁判で池田被告は「詩梨ちゃんの死因は衰弱死ではなく窒息死」だとして無罪を主張していました。
11日の裁判で、検察側は「唯一頼るべき母親に助けの手を差し出されず、詩梨ちゃんは短い一生を終えた。まさに生き地獄そのもの」とした上で、「被告は育児よりも交際相手との関係を優先した。幼い我が子を死に追いやりながら反省がみられない」などとして、懲役14年を求刑しました。
一方弁護側は、詩梨ちゃんの死因を低栄養による衰弱死ではなく窒息死だとして無罪を主張。詩梨ちゃんが亡くなる直前、口には血がついていて、近くには血が混じった水たまりやラップの芯があったことから、藤原被告が暴行したことがきっかけで、吐しゃ物が胃から逆流し、窒息した可能性があるとしました。
最後に池田被告は「起訴状の事実はありません。しかし私は母です。育児や生活で至らなかった部分はたくさんありました。このようなことを招いてしまったことは事実で、責任を感じ、後悔してもしきれません。一生背負っていかないといけないと思っています」と小さな声で涙を流しながら述べました。
検察側が懲役14年を求刑した際、池田被告は下を向いて涙を流しながら、首を振っていました。
判決は11月20日に言い渡されます。
「唯一頼るべき母親に手差し出されず短い一生終えた」2歳詩梨ちゃん裁判…22歳母親に"懲役14年"求刑 (20/11/11 10:45)
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