札幌市の秋元克広市長は9月16日北海道文化放送「みんテレ」に出演し、シルバーウィークの感染拡大に警戒するため緊急事態宣言が延長されたことへの理解を求めるとともに、「宣言レベルに達した際に地域で発令できる仕組み作り」の必要性を訴えました。
みんテレでは9月13日から延長され長引く緊急事態宣言。暮らしに様々な影響が出る中、札幌市民はどのように感じているのか?秋元市長への直言として市民の声を聞きました。
8月27日から始まった北海道内3回目の緊急事態宣言。
当初は9月12日までの予定でしたが、30日まで延長されています。
長引く緊急事態宣言に札幌市民は…。
60代主婦:「公共の施設が使えないとか、酒類の提供がだめというくらいで新しく何が加わったかもよくわからない、私たちの関心もちょっと薄れている。今回だいぶ感染者が減ってきた。みんな頑張って減らしたんだから、ある程度まで減ったら(公共施設など)一部だけでも使えるようにしてほしい。小回りがきくような態勢をとってもらえる助かる」
20代専門学校生:「結局(感染者数が)増えてまた宣言出しての繰り返し。ずっと(宣言を)出していればいいと思う。基準はわからない」
延長や解除の基準がわからないという声が多く聞かれました。また、こんな悲鳴も。
20代専門学校生:「アルバイトができないので生活が厳しい。家賃など何でもいいので少し補助してくれるとありがたい」
70代無職:「アルコールを家で飲んでいる人はたまにストレス発散で外で飲みたい。それが今できなくてストレスがたまっている人はたくさんいると思う」
ススキノで飲食店を経営する人は…。
40代飲食店経営:「今は休業中。酒類を出せないと全然もうからない。キッチンカーで色々な場所に出向いているのが現状」
約5か月に渡って続くことになった飲食店への要請。先行きが見通せません。
40代飲食店経営:「何回も(宣言を)繰り返しているのでどこが境目なのかわからない。9月いっぱい頑張ればまた10月から営業できるのか。あるんですかね出口。元の生活に戻るのは難しいかもしれないが、普通通りに営業できる日が来るのを望んでいる」
長いトンネルの出口はどこなのか。苦悩の日々が続きます。
感染者が減少傾向の中で緊急事態宣言が延長されたことについて秋元市長は「シルバーウィークを考えた時に延長はやむを得ない。北海道外からの人の流れが増えると感染が拡大し、北海道全体に広がっていくため、慎重に判断する形となった」と理解を求めました。
市民からの「小回りがきく対応を」との声に秋元市長は、「宣言は最終的に政府の会議で決定という仕組みで札幌市と北海道と国、タイムラグがどうしてもできる。基準は人口10万人あたりの1週間の新規感染者数『25人』でもいいと思うが、その数字が出た時に地域で発令できる仕組みになれば市民の感覚とマッチしてくると思う」とし、都道府県単位での数字ではなく、札幌市に限定した形で判断するより柔軟な対応の必要性を語りました。
宣言終了のいわゆる「出口戦略」について北海道医療大学の塚本容子教授は「ワクチン接種だけでは出口戦略にならない」としてこの他の戦略を尋ねたことに対し秋元市長は、「ワクチンは重症化は防げるが、感染予防100%にはならない。今後制限緩和していくと、感染者は一定程度出てくる。入院を必要としない人の受け皿、医療へどうつなげるか、どこまで感染者を許容できるかの議論を進めなければならない」としています。
「緊急事態を地域で発令できる仕組みを」札幌市長必要性訴える…基準・出口戦略 "市民感覚とずれ"解消へ (21/09/16 20:30)
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