(札幌市ススキノ地区から中継映像。有名なウイスキーの看板から)
本田 祐里佳 記者:「ススキノ交差点です。私は9月10日午後4時ごろから取材をしているのですが、午後6時ごろから若い世代の人たちを中心に少しずつ人出が増えてきました。しかし、金曜夜の割りには人出は少ない印象です」。
「9月30日までの緊急事態宣言の延長を受けて、ススキノでは飲食店の時短や休業要請が、4月末から約5か月にわたって続くことになりました。飲食店を見ると、宣言の延長を知らせる貼り紙が手書きで書き直され、閉めている店も目立ち始めています。また、食事をしに来たという市民は、『お気に入りの店が営業していなかった』と残念そうでした。9月13日からの宣言の延長を受け、北海道内からは落胆の声が聴かれています」
札幌市ススキノ地区に店を構えて12年。
北海道内の旬の食材を使った懐石料理が評判のこちらの店は、相次ぐ休業や時短要請で客足がなかなか戻らないといいます。
昼のランチ営業を新たに始めましたが…。
料理家はづき 木下 英実 料理長:「昼のランチは採算度外視。1か月分の家賃ぐらいになる」
今回の延長については…。
料理家はづき 木下 英実 料理長:「国の援助がなければつぶれている。(宣言延長は)我慢するしかない。(国に)宣言が解除後に支援金が出なくなった時のことを考えてほしい」
札幌市と同様、特定措置区域として飲食店への強い措置が継続する旭川市の飲食店からも悲鳴が聞かれます。
しゃぶしゃぶべんけい 崎松 清二 店主:「(宣言延長で)今回は非常にきつい。酒が出せない、営業時間が短いので売り上げにならない。とにかく耐えしのいでいる」
9月下旬の連休で客足の回復を期待していた観光地も落胆を隠せません。
札幌市中央区 二条市場の関係者:「もっと早く(緊急事態宣言に)してほしかった。今さら延長するより、最初から長く休んで解除してほしかった」
二条市場の関係者:「次の政策や対策をちゃんと考えてほしい。(解除を)かなり期待していた。がっかりというか萎えている」
一方で、特定措置区域以外の市町村では。
函館公園こどものくに 加藤 大地 マネージャー:「9月末の連休・祝日につなげようとやる気を出していた。がっかり」
この遊園地では冬の休園期間が11月中旬に迫るなか宣言延長となりました。
函館公園こどものくに 加藤 大地 マネージャー:「(函館は)休業要請がかかっていないので、補助金や給付金はもらえない。雇用の維持や客に少しでも楽しんでもらわなければと毎日葛藤している」
飲食店や観光地をどう支えていくのか、長く続く緊急事態の出口はまだ見えません。
本田 祐里佳 記者:「取材した"料理家はづき"では、『長引く自粛によって客足が遠のき、コロナ禍になってからは営業していないのと同じような状況だ』と話していました。現在は宣言下で、支援金が届ている状況ですが、宣言が解除になったときに、客足がすぐに戻ってくることは考えにくく、『自分の店は年配のお客さんが多く、戻ってくるか心配だ』と話していました。今だけでなく、継続的な支援が必要だと感じます」。
"緊急事態"延長を「耐えしのいでいる…」飲食店・観光地の"悲鳴"…「特定措置区域」以外のまちも影響が (21/09/10 22:00)
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