緊急事態宣言の延長を道民はどのように感じているのでしょうか。
影響は休業や酒類の提供自粛要請が続く飲食業界にとどまらず、多くの事業者に及び、状況の厳しさを訴える声があがっています。
緊急事態宣言の延長が決定した北海道内。この決定に札幌市民は…。
札幌市民:「ちゃんと感染が収まっていないので、延長はいいことだと思います」
札幌市民:「経済が回らないと思うが、やはり人の命の方が大事だと思う」
納得する声があがる一方で、苦しい声も…
飲食業:「はっきり言うけど『ない』ですね。仕事制限もされるしどうやって生きていくかという話だから」
長引く飲食店への自粛要請。影響は幅広い業界にも広がっています。
ふたばクリーニング 橋本 喬史 社長:「棚がこういう形でガランとしていますし、あとはここも(普段なら)びっしりなんですよね。」
札幌市内で61年続くクリーニング店。売り上げは前の年の同じ時期に比べて約30%減りました。
その大きな要因は、飲食店への時短や休業要請の影響で、制服の受注が激減したことだといいます。
ふたばクリーニング 橋本 喬史 社長:「9月いっぱいまで(宣言が)延長で、非常に私どもがっくりきています。自助努力をしなければいけないが、自助もそろそろ限界ですね」
さらに悲鳴は地方からも…
ホテルウィングインターナショナル旭川駅前 菅蒲 修 支配人:「ホテルとしては、かなり厳しい状況に陥っている。3連休を控えているところで、予約も多数受けている。キャンセルが多発するのではないか」
札幌市と同様、特定措置区域となっている旭川市。
旭川駅の目の前にあるホテルでは、8月の稼働率は約65%と徐々に客足が戻っていましたが、再び大きな痛手となりました。
ホテルウィングインターナショナル旭川駅前 菅蒲 修 支配人:「致し方ない。今後の回復を願うばかり」
さらに、観光客の減少や飲食店の休業は、タクシー業界にも大きな影響を及ぼしています。
タクシーの運転手:「売り上げが"がっぱり"落ちた。(コロナ前は1日)2万円あればいい方。今はもう1万円以下。3000円~4000円ぐらい」
一方、感染状況が落ち着いている釧路市でバーを営む店長も頭を抱えています。
LA BOHEME 森山 耕次 店長:「来週から仕事をしようと思っていたが、延長になるとは予想していなかった。また大変です。感染者数が少ない地域の(対応を)札幌と分けてほしいと思うが、これ以上感染者を増やさないために仕方ない」
緊急事態宣言の延長で1か月余りに及ぶことになった自粛期間に、事業者の苦悩が続いています。
政府は今後ワクチン2回接種後2週間を経過、またはPCR検査等で陰性が確認された場合、「行動制限の緩和」を検討しています。本格的な実施は11月以降とみられています。
・飲食店:人数や営業時間の緩和
酒の提供も可能に
・旅行など:都道府県をまたぐ移動が可能に
・大規模イベント:宣言地域の上限5000人の緩和
・学校:部活動が可能に
塚本教授は、「緊急事態宣言が長くなればなるほど、解除された時の人の動きが多くなるのが危険。少しずつ緩和して様子を見ていくことも大切ではないか」としています。
「仕方ない」「自助努力も限界」"緊急事態"延長に飲食店以外の事業者からも悲鳴…宣言期間は1か月余に (21/09/09 21:40)
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