全国で相次ぐワクチンへの異物混入の報告。北海道内でも8月、後志地方の倶知安町で行われた職域接種でワクチンの容器から異物が見つかっていたことが分かりました。異物混入を巡っては沖縄県でワクチン開封時に容器のゴム片が混入したとみられるケースが報告されていて、関連などについて調査が行われています。
接種に立ち会った 田中 義人 倶知安町議:「看護師がワクチンの瓶の中にとても小さい黒い粒だが異物が混入しているのを2本気づいてくれて、使用を中止した」
異物が見つかったのは、倶知安観光協会が行った職域接種で使用する予定だったモデルナ製ワクチンです。
8月3日、瓶に小さな黒い粒が混入しているのを準備中の看護師が見つけました。
混入が確認されたワクチンは2瓶で、使用を中止したため接種した人はいませんでした。
観光協会ではワクチンの流通を担当する武田薬品にワクチンを引き渡しました。武田薬品側は「情報は入手していて現在調査中です」とコメントしています。
モデルナ製のワクチンを巡っては沖縄県でも8月28日に異物が見つかっていますが、厚生労働省は「注射針を容器に刺した際にゴム製のフタの破片が混入した可能性が高い」とする調査結果を30日に発表し、ワクチン接種が再開されています。
厚労省や製薬会社などは北海道のケースについても関連を詳しく調べています。
モデルナ製ワクチンについては倶知安町と似たようなケースが他県でも確認されています。群馬県では0.5ミリ未満の黒い異物が発見され原因を調査中です。また沖縄県でも同じような黒い異物が発見されました。厚生労働省よりますと、これは容器のゴム栓の一部の可能性があるということです。
ワクチン接種で異物が混入することはあるのでしょうか。北海道科学大学の秋原志穂教授は北海道のケースについては現時点で情報不足としながらも「異物がゴム片だとすれば容器のゴム栓が削れた可能性がある」と指摘。沖縄県のようにワクチン容器に注射針を刺す際にゴムが削れてしまう"コアリング"がまれに起きることがあると言います。
"コアリング"とは注射針を垂直に刺さずに斜めに刺したり、刺している途中に動かした場合に、ゴムが削れてしまう現象で、注射針を刺した後に異物が確認されたのであればコアリングの可能性が高いということです。
北海道でもワクチン瓶に異物混入…沖縄県の"ゴム片混入"と同じケースか? モデルナ製ワクチン職域接種で (21/08/30 21:00)
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