コロナ禍で売り上げが落ち込んだ酒造会社と和菓子店が、タッグを組んで起死回生の新商品を開発しました。
それは北海道産の果物などを使った「フルーツ甘酒」です。
北海道小樽市。コロナ禍の影響で観光客が激減した中、創業120年余りの「田中酒造」で七夕のイベントが行われました。
そこで売り出された目玉商品は「フルーツ甘酒」。主に北海道産の果物を使った、色鮮やかな甘酒です。
客:「どんな味なのか気になりますね」
客:「ちゃんと両立できている。甘酒だけど、ちゃんとリンゴの味がする」
客:「飲みやすいです、すごく」
イチゴやリンゴ、ブドウにレモンなど 七夕にちなんで全7種類。企画したのは入社4年目の奥村汐音さんです。
田中酒造 奥村 汐音さん:「今年初めての企画です。期間限定、数量限定での販売です」
田中酒造では代表銘柄「宝川」を中心に、年間一升瓶約5万本分の日本酒を製造しています。その過程でできる「酒かす」と果物を使って、新しい甘酒を造ろうと考えたのです。
製造を依頼したのは北海道内有数の温泉街のある洞爺湖町で、70年以上続く和菓子店「岡田屋」です。
岡田屋 岡田 晋平さん:「北海道産のフルーツを甘酒に使うのはぜいたく。イチゴ大福がおいしいので、甘酒と果物が合わないことはないと思い製造」
7種類の果物のうち、バナナとミカン以外は全て北海道産です。
岡田屋 岡田 晋平さん:「レモンも地元で採れているから使ってはどうかと提案し製造することに」
コロナ禍が続き温泉街に観光客は戻っていません。
岡田屋は2020年はほとんど店を閉めていました。今回の7種類のフルーツ甘酒は、苦境を脱するための起死回生の新商品なのです。
この甘酒、飲むだけではなくいろいろな楽しみ方があるんです。
調理学校の先生にアレンジしてもらいました。
札幌ベルエポック製菓調理ウェディング専門学校 澁谷 亜寿美さん:「これは一番簡単に作れるチーズケーキです」
よく練ったクリームチーズに砂糖と卵、生クリーム、お好みの甘酒と薄力粉を混ぜ合わせます。220度のオーブンで40分焼き上げるとでき上がり。コロナ禍で“おうち時間”が増える中こんな使い方も便利です。
札幌ベルエポック製菓調理ウェディング専門学校 澁谷 亜寿美さん:「意外と何にでも合う相性なので、甘酒という固定概念をなくして使ってみるとアレンジができる」
フルーツ甘酒は、小樽市の田中酒造の店頭と通信販売で購入することができます。
売り上げは順調で、レモンとバナナは売り切れ、追加生産中です。
田中酒造 奥村 汐音さん:「さらにこういったものが欲しいという声があれば、取り入れてPRしていきたい」
リクエストがあれば新しい甘酒にも挑戦したいとしています。
7種類のフルーツ甘酒は8月22日までの期間限定販売。売れ行きによっては期間を延長するということです。
北海道産の果物使った「フルーツ甘酒」 酒造会社と和菓子店がコラボ…コロナ禍で売り上げ落ち込み (21/08/21 11:00)
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