北海道東部沖でとれたサンマが8月20日朝、札幌市で初取引されました。不漁が続いていたサンマですが、8月20日の取扱量は2020年を上回りました。2021年のサンマの味、そして今後の漁の行方は?
秋の味覚「サンマ」。不漁が続いていましたが、食卓にのぼる日がやってきました。
長岡 伶奈 記者:「いただきます。身が締まってふんわりしていて、とてもおいしいです」
札幌市内のスーパーでは8月20日、北海道東部沖でとれた初サンマが2020年よりも1割ほど安い1匹1080円から1620円で並びました。
客:「やっぱり高いです。もう高級魚になっている。昔みたいに沢山取れて、安くておいしいサンマが食べたいな」
客:「値段がもう少し下がって、500円くらいになれば買ってもいいかなと思いますが、1000円台はちょっと高い」
北海市場 斉藤 亮彦さん:「2020年のサンマはもう少し小さかったですが、2021年は意外と大きいサイズが入ってきたので良かった」
8月20日、札幌市の中央卸売市場で取引されたのは、8月20日に北海道東部沖でとれたサンマです。
初取引は高いもので1キロあたり1万3000円と2020年の3分の1で取引されました。背景の一つは取扱量が多かったことです。
こちらは2020年の初取引の様子。サンマはわずか"3箱"でした。2021年の初水揚げは、2020年を上回っています。
青池水産 鈴木 智英さん:「例年よりも多い分、色々なところに行きわたらせるかと思うが、2021年は少しでも増えて、みんなの所に届けば」
ただ、サンマにもコロナ禍の影が。時短要請などで経営に打撃を受けた多くの飲食店は、2021年は取引を見送りました。
例年、初サンマを提供してきた札幌の回転ずし店は現在休業中。購入はしませんが、初取引の様子を見に来ました。
回転すし 活一鮮 佐藤 いわおさん:「休業している状況なので買えなかった。買いたいときに買えて、おいしいものを提供できる、そしてお客さまに集まってもらえる環境に早く戻ってほしい」
そうした状況から、今回初サンマを買ったのは、ほとんどがスーパーだったということです。
8月20日、主力の100トン以上の大型船も解禁されるなど、今後サンマ漁が本格化します。
8月20日未明、水揚げ量が全国で一番多い根室市の花咲港からは、36隻が出漁しました。
水産資源研究所が6月から7月に太平洋で行った調査によると、サンマの来遊量は
2020年よりは多いものの低水準でした。
サンマ漁師:「取れないんじゃないかな…」
今後の漁の見通しは…。
水産資源研究所 宮本 洋臣さん:「沖合に分布するサンマが、日本近海に来遊するのは10月下旬ごろ。それくらいになると漁獲が増えてくる可能性がある」
秋の味覚サンマを、存分に食べられる日は来るのでしょうか。
1匹"1620円"「もう高級魚」秋の味覚サンマ 札幌で初取引 まだ高いが「漁獲増える可能性あり」 (21/08/20 20:30)
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