北海道内の新たなインド型デルタ株感染疑いは9人。感染拡大に警戒が強まる中、北海道は「まん延防止等重点措置」が解除される7月12日以降も、札幌市で強い措置を続けることを決めました。
鈴木 直道 北海道知事:「北海道内ではデルタ株の感染疑い事例が相次ぐ。札幌市内における一段強い対策の実施」
北海道は9日の対策本部会議で、12日から8月22日まで「夏の再拡大防止特別対策」の実施を決定し、夏休みやお盆期間の感染の再拡大防止に向けた対策を決定しました。
特に札幌市では人の流れが増加し感染が下げ止まり傾向にあることから、25日までの間重点的に感染防止対策を続けます。
市民に対し不要不急の外出や移動自粛要請を続けるほか、飲食店には酒類の提供を午後8時まで、営業時間を午後9時までとした上で、カラオケを利用しないよう要請します。
またイベントの開催は無観客の場合を除き、午後9時までとして収容人数は50%以内、上限は1万人とします。
国の措置解除も、札幌の対策継続。この対応に市民は…
札幌市民:「(まん延防止の解除は)甘いと思う。もっと継続した方がいい」
札幌市民:「札幌から(感染者が)出ると感染拡大のリスクが高い」
札幌市民:「(まん延防止が)解除されてもそれほど生活は変わらない」
札幌市民:「出かけたい気持ちはあるが我慢する」
札幌市民:「道外に出たいけど首都圏も(感染が)多い。今年の夏もどこにも行けない」
北海道内では9日、新型コロナウイルスの患者1人の死亡と、新たに札幌の26人を含む49人の感染が確認されました。
感染力の強さから警戒が高まるインド型変異ウイルス・デルタ株は、札幌の8人を含むあわせて9人に感染の疑いがあることが確認されています。
北海道内では連日「デルタ株」疑いの確認が相次いでいます。
9日は9人でした。
・札幌市8人(中央区3、白石区2、豊平区1、西区1、南区1)
・北海道発表分1人
これで9日までに確認された疑い例は計23人。うち「感染確定」は4人になりました。
北海道医療大学の塚本容子教授は、「北海道の検査したうちの2%弱がデルタ株だと聞く。このペースで行けば来週あたり10%前後に、東京五輪前後に20%近くまでいくことが想定される」として、まん延防止措置の解除で人の往来が多くなることで、感染拡大への懸念を示しています。
まん延防止措置が解除される12日以降、どのような制限がかかるのか。札幌市とそれ以外の北海道内でのまとめです。
【7月25日まで】
●札幌市
・外出・移動自粛
・イベントは無観客開催を除き午後9時まで(感染対策が徹底されていない場合は酒類提供はなし)
・飲食店の営業午後9時まで(酒類提供は午後8時まで)、カラオケ自粛
・部活動は厳選して可(時間、人数、場所)
【8月22日まで】
●その他の地域
・札幌や緊急事態・まん延防止措置区域との往来自粛
・イベントは上限1万人(収容人数50%以内)上限内で酒類提供制限なし
・飲食店制限なし
・部活動制限なし
塚本教授は、「インド株はワクチン接種対象年齢でない年代でも感染するとされる。部活動中は熱中症予防でマスクを外してもいいが、それ以外の時間帯でマスクの着用を徹底してほしい」と注意を呼びかけています。
鈴木知事は、これから夏休みを迎え「来道者」への協力依頼をしています。
・発熱などの症状がある場合の帰省・旅行を控える
・検温やPCR検査など体調確認の徹底を
国は夏休み中に「羽田・伊丹空港」から「北海道内の空港」へ向かう希望者に、無料のPCR検査や抗原定量検査を行う見通しです。
"デルタ株疑い"計23人に…夏休み再拡大に警戒感 専門家「五輪前後に全体の20%まで上昇」予想 (21/07/09 20:30)
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