すでに北海道内で感染が拡大している恐れもあります。
新型コロナウイルスに感染した北海道札幌市の10代の女性がインド型変異ウイルスに感染した疑いがあることがわかりました。
濃厚接触者は34人に上り、保健所で感染確認を進めています。
インド型変異ウイルスに感染した疑いがあるのは、札幌市内に住む専門学校生で10代の女性です。
札幌市保健所によりますと女性は7月2日に発症し、PCR検査で新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。
症状は軽症ですが、変異ウイルスの検査で「インド型」に感染した疑いがあることがわかりました。
女性に北海道外との往来歴はなく、北海道内で感染した疑いもあります。保健所では女性と同じ授業を受けた生徒など、34人を濃厚接触者として検査しています。
このほか、北海道内では7月7日新たに札幌や函館などで計67人が感染したことが確認されました。
緊急事態宣言の終了後、1日の新規感染者が50人を超えるのは初めてです。このうち、札幌では…
札幌市保健福祉局 山口 亮 感染症担当部長:「市の職員3人がコロナに感染したことが判明した。マスクをしていない来庁者の対応があった」
感染が確認されたのは、危機管理対策室に勤務する20代と30代の男性職員と、教育委員会の40代の男性職員のあわせて3人です。
感染経路はわかっていませんが、関係者によりますと3人の職員は6月30日、ワクチン接種に反対する団体が市役所に申し入れに来た際、対応していたということです。
申し入れに来た人たちはマスクを着用しておらず、3人は感染防止用の仕切りのない会議室で、それぞれ30分から1時間話したということです。
またこの団体は前日に北海道にも同様の申し入れをしていて、対応した職員のうち2人の感染が確認されているということです。
北海道内3例目となる「インド型」の変異ウイルスへの感染疑いの事例が出ました。
【3例目】
●10代女性(札幌市中央区在住・専門学校生)
・7月2日に発症し、軽症
・北海道外との往来歴なし
・濃厚接触者34人
【1例目】
●40代男性(札幌市中央区在住)
・関西圏との往来歴あり
【2例目】
●30代女性(北海道外居住)
・旅行で北海道へ
北海道医療大学の塚本容子教授は、「感染症は3倍の感染者がいると言われる。北海道にもインド型の程度は不明だが、入ってきていると思う」と分析します。
札幌市では5月以降、新規感染者が増えたものの6月に入り減少。病床使用率も約18%(6日時点)まで減少しましたが、感染者数は少しずつ増加傾向になっています。
塚本教授は、病床使用率の低下は、患者の減少と病床を増やした努力の結果でもある。いまも通常医療が以前同様にできているわけではないとしたうえで、「今後東京五輪が開催され、札幌でも人の流れが生まれる。感染者が少なくなる要因がない」と警鐘を鳴らしています。
札幌市での人の流れも増加傾向です。
緊急事態宣言中の5月16日と比べると、まん延防止措置移行後に増加し、7月4日時点で札幌駅は27%増、すすきの駅は35%増となっています。塚本教授は「インド型の感染力の強さを考えると少しの人流の増加でも感染拡大しやすい状況になる」と指摘しています。
北海道内3例目「インド型」疑い…道外往来歴なく"すでに拡大"か 人流増加・東京五輪開催に専門家は警鐘 (21/07/07 20:05)
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