接種計画が遅れることになりそうです。7月下旬に予定されていたアメリカのファイザー社製のワクチンの供給が大幅に減る見込みとなり、札幌市などは一部の会場で新規予約の受付を停止しました。
札幌市保健福祉局 柏原 理 ワクチン接種担当部長:「ファイザー社製ワクチンを使用しているエルプラザとパークホテルの新規の予約を全て停止する」
札幌市は、7日午前9時から開始する集団接種の新規予約について、ファイザー社製のワクチンを使う北区の「札幌エルプラザ」と中央区の「札幌パークホテル」の受け付けを停止するとしました。
市によりますと、7月中に国から供給されるファイザー社製のワクチンが希望の約3分の1に減る上、8月以降の見通しは立っていないということです。
すでに予約があった分のキャンセルは行わない方針で、モデルナ社製を使う会場では予定通り予約を受け付けます。
また、医療機関での個別接種についても、高齢者やファイザー社製のワクチンのみ接種可能な基礎疾患のある16歳と17歳への接種を優先するため、64歳以下で基礎疾患がある人の新規の予約を停止するとしました。すでに予約がある人のキャンセルはしない方針です。
ワクチン不足で接種計画にも影響が出始めています。
西川 将人 旭川市長:「65歳以上への接種を7月末までに終了する予定だったが、ワクチン供給の関係から難しくなる」
旭川市では供給不足の影響で、高齢者の接種計画に遅れが出始めました。集団接種については7月末から59歳以下の予約を順次受け付ける予定でしたが、断念。
さらに個別接種についても現状の3分の1ほどに抑えるよう医療機関に依頼するということです。
【札幌市のファイザー社製のワクチン不足】
●国の供給 7月:3分の1 8月:不明
●集団接種:札幌エルプラザと札幌パークホテルの新規予約を停止
●個別接種:18~64歳以下の基礎疾患ある人の新規予約を停止
札幌市の高齢者への1回目のワクチン接種率は、7月5日現在で57.2%となっていて、約1か月前と比べ5倍に伸びましたが、まだ4割が接種を終えていない状況です。
北海道医療大学の石角鈴華講師は、「限りあるワクチンは高齢者に使うという行政判断がうかがえる。ある程度接種が進み予約枠が空いてくる状況になれば、活動性の高い若者への判断も必要になる時期がくる」と指摘しています。
ワクチン不足で「接種にブレーキ」 札幌市は集団新規予約を一部停止 旭川市は高齢者7月完了"不透明"に (21/07/06 20:40)
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