7月3日、静岡県熱海市で発生した大規模な土石流。5日午後6時までに4人の死亡が確認され、現在も懸命の捜索が続いています。
7月3日午前10時30分ごろ、静岡県熱海市で発生した大規模な土石流。真っ黒な土砂が勢いよく流れ落ち、家をも巻き込んで行きます。
家屋約130棟が被害に遭い、これまでに4人の死亡が確認されました。また、現在も多数の安否不明者がいて熱海市が住民基本台帳をもとに確認を急いでいます。
熱海市では、7月1日から3日24時までの72時間降水量が411.5ミリに達し、7月1ヶ月分の平年雨量の約1.7倍の雨が降りました。
また、土石流が発生した地域は土砂災害危険箇所に指定されている場所でした。
こうした土砂災害は北海道でも起こり得るのでしょうか?
北海道は雪には強いですが、雨風にはぜい弱といわれています。少しの雨でも災害につながる可能性があるので、これを機に見直しが必要です。
過去には2014年9月、初めて北海道に土砂災害特別警報が発令された豪雨では、札幌と支笏湖を結ぶ国道453号線の10か所以上で土砂崩れ、土石流が発生しました。回復までに28日間を要しました。
1981年8月、いわゆる「56水害」といわれる災害では、冠水のイメージがある人が多いかもしれませんが、土砂崩れも発生しました。
歴史に残る大災害は、石狩川流域で3日間、雨が降り続いた後、台風15号が上陸しました。
豊平川上流などで大規模な土石流が発生。この56水害で、北海道では3人が死亡、3000戸の家屋に被害がありました。
北海道、なかでも札幌では、どういった地域が危険なんでしょうか?
ハザードマップの「土砂災害警戒区域情報」では、札幌市内の10区のうち7区が警戒区域として指定されています。
札幌市中央区で146か所
厚別区 13か所
豊平区 34か所
清田区 23か所
南区 558か所
西区 93か所
手稲区 47か所あります。
札幌市は山や沢が多く、宅地造成が進んでいます。この約3年間で、警戒区域が約300か所も増えています。札幌においては、開発が進むにつれて災害リスクが増しているともいえます。
中央区では、都心ではありますが、宅地のすぐ近くに山があるので、「がけ崩れのリスクが高いところ」(地図のピンク色)、円山西町付近では、「地すべり」の可能性が予想されています(地図の紫色)
円山、宮の森の高級住宅街に多くの警戒区域があるのがわかります。
気象庁の危険度分布を知らせる「キキクル」では、どれくらい土砂災害の危険度があるかを知らせます。
熱海市に土砂災害を起こした3日午前10時30分ごろをみると、紫色の「極めて危険」となっています。こうした紫色になる前に、避難所に逃げるなど、安全な場所へ身を確保することが大切です。
そして、雨がやんでから危険度が増す、ことがあることも覚えてください。
札幌は高級住宅街が危険? 他人事でない 北海道も過去に"歴史的"土砂災害…"雨がやんでから"も警戒を (21/07/05 20:00)
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