全国で感染が拡大している「インド型」、北海道内でも初めての疑い事例です。新型コロナウイルスに感染した札幌市の40代の男性が「インド型変異ウイルス」に感染した疑いがあることがわかりました。
札幌市保健福祉局 山口 亮 感染症担当部長:「デルタ株(インド型)の疑い患者が判明するのは北海道で初めて。市中に拡がった場合には第4波を上回る感染拡大が懸念される」
インド型に感染した疑いがあるのは、札幌市中央区に住む40代の男性です。
札幌市によりますと男性は6月中旬、ネット通販の仕事でインド型の感染が拡大している関西圏を往来していました。男性はこの時に感染した疑いがあり、19日に発症しましたが、軽症で入院はせず、現在も自宅で療養しています。
不特定多数との接触はなく、濃厚接触者と認定されたのは男性の同居家族のみで、全員の陰性が確認されています。
インド型は従来のウイルスと比べ、感染力が約2倍と推定されています。札幌市内の病床数は、28日時点ですぐに対応できる病床の4割が埋まっていて、札幌市は医療ひっ迫への警戒を強めています。
北海道内では29日、新型コロナウイルスの患者5人が死亡し、新たな感染者は22人確認されました。札幌市と函館市では新たに2か所でクラスターが確認されています。
感染の減少傾向は続いているものの、インド型による再拡大が懸念されます。
コロナ対策として、「ワクチン接種」が進んでいますが、インド型(デルタ)へどこまで効果があるのか。横浜市立大学の研究グループが、ファイザー社製のワクチンを接種した場合の効果を調べたデータがあります。
・従来型 :1回 57% 2回 99%
・インド型:1回 37% 2回 97%
北海道科学大学の秋原志穂教授は、「第4波はほとんどがイギリス型になった。インド型も急速に拡大する恐れがある」としたうえで、「ワクチンは若干従来型より劣ると言われるものの、インド型にも有効と考えられる」としています。
北海道で初確認「インド型」疑い…従来型の約2倍の感染力に札幌市警戒感 専門家"ワクチン"有効性を指摘 (21/06/29 19:45)
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