1か月以上続いた北海道内の緊急事態宣言。6月21日からは「まん延防止等重点措置」に移行し、札幌市の飲食店では酒類の提供が可能となりました。
初日の夜を迎えた札幌市中央区の歓楽街“ススキノ”では、何が起こっていたのでしょう?
田中 うた乃 記者:「酔っ払って、ふらついている人の姿が目立ちますね。緊急事態宣言下よりも確実に人が多い」
6月21日から札幌市内の飲食店は一定の感染対策の要件を満たせば、午後7時までの酒類提供と午後8時までの営業が可能となりました。5月12日から1か月以上に渡って休業していた「地酒茶屋 野暮天」も営業を再開しました。
来店客:「めちゃくちゃ、おいしいですね。久しぶりに店員さんや店長さんに会えて、『久しぶり、元気だった?』って やりとりするのも楽しい」
午後5時に開店し、酒類を提供できるのは午後7時までの2時間だけです。
地酒茶屋 野暮天 高橋 憲理 店長:「客が来てくれるか心配だったんですけど、覚えていてくれた常連客に来店してもらい感謝しかないです」
しかし、6月21日の客は5組8人だけ。コロナ禍前と比べると5分の1です。
バー「since1958 630」も5月12日から休業。6月21日から酒類を提供し営業する予定でしたが…。
since1958 630 高山 哲也さん:「酒屋が配達に来た時に、『申請しないと酒を出せないよ』って言われた」
酒類を提供するには、アクリル板の設置など一定の感染対策を満たした上、北海道に申請して発行された「感染防止対策徹底宣言書」を店内に掲示しなければなりません。それをしていなかったのです。
since1958 630 高山 哲也さん:「みんな困ってるから、まずは周知徹底してほしい。ルールは守ろうと思っていたが、今回の件は想定外」
この日からの酒類提供を、諦めざるを得ませんでした。常連客からの問い合わせ電話に…。
since1958 630 高山 哲也さん:「営業はきょうからしてるけど、アルコール出せないの」
複雑な手続きと、周知が徹底されていないことに戸惑いを感じています。
田中 うた乃 記者:「午後10時です。こちらの店では多くの人がお酒を楽しんでいます」
要請に応じない選択をした飲食店もあります。「酒と銀シャリ せいす」は酒類を提供し、午後11時まで営業しています。
来店客:「全然飲食店がやっていない。酒を飲みたいのに飲めないので、飲みに来ちゃいました」
来店客:「随分とお酒を飲めるところを探しました。店には頑張ってほしいと思います」
要請に従い休業や時短営業を行ってきましたが、緊急事態宣言の延長期間に入った6月1日から酒類の提供と午後11時までの営業に踏み切りました。
酒と銀シャリ せいす 越後 光基 店長:「支援金の支給は、いつになるかわからない。店の運営や従業員の生活を守るために、営業せざるを得ない」
札幌市からの支援金は、4月以降の分は支払われていません。酒類を出さなかった期間は客は1日平均20人でしたが、現在は約130人に増えているといいます。
人出が戻ってきた札幌市中央区の歓楽街“ススキノ”。まん延防止等重点措置は7月11日まで続きます。
ススキノでどれくらい人が増えているのか。緊急事態宣言が発令されていた1週間前の6月14日と比較します。
約1万5000人~2万人の人出が、解除された21日は2万人~3万人になり、酒類の提供が終わる午後7時では1万人以上増加したことがわかります。
利用者側も、徹底した感染対策が必要です。
札幌市の歓楽街“ススキノ”で酒類の提供再開 「午後7時まで」…店舗で対応分かれる (21/06/22 20:10)
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