新型コロナウイルスのワクチン接種が加速しそうです。
札幌市は7月までに東区の「つどーむ」など集団接種会場を2か所新たに開設するほか、休日や夜間も接種できる体制を構築するとしました。
秋元 克広 札幌市長:「全体の(ワクチン)接種能力は広がっている。加速化をしていきたい」
札幌市は7月までに、東区の「つどーむ」を集団接種会場として開設し、1日2500人以上の受け入れを目指します。
さらに個別接種は市立札幌病院などを中心に休日や夜間も拡充するほか、医師や看護師を派遣し高齢者施設への巡回接種も開始します。
また接種券については、6月中旬にインターネットで基礎疾患のある64歳以下の人の事前登録を始め、6月下旬に接種を開始するとしました。
さらに7月上旬には、保育所や幼稚園、高齢者施設のほか、障がい者施設で働く人や学校の教員に接種券を送付する予定です。
知事:「職域接種を進めていきたい。自治体の負担を減らす観点からも非常に重要な取り組み、北海道としてもしっかり支援していきたい」
一方、鈴木知事は国が進める企業や大学での職域接種で、北海道内でもすでに24社が申し込んだことを明らかにしました。今後オンラインで説明会を開くなど支援していくとしました。
北海道内では6月10日、新型コロナウイルスの患者11人の死亡と、新たに札幌市で113人、石狩地方で24人などあわせて181人の感染が確認されました。感染をさらに抑え込むためにも、「ワクチン」接種に期待が高まります。
札幌市内の集団接種会場は、現在の「札幌パークホテル」(中央区)、「札幌エルプラザ」(北区)に加え、6月22日から「札幌コンベンションセンター」(白石区)、7月に「つどーむ」(東区)が増える予定です。
このほかに北海道が6月19日から「ホテルエミシア札幌」(厚別区)を開設し、計5か所になります。
今後ワクチン接種が加速しそうですが、9日厚労省の専門家会議、アドバイザリーボードで示された「変異ウイルス」の予測データがあります。
イギリス株(アルファ)がゴールデンウイークあたりに8割くらいまで増加したあと減少し、これに代わりインド株(デルタ)が増加し7月末には約8割に達するという予測です。
北海道医療大学の塚本容子教授は、「イギリス株が約2か月で置き換わっていることを考えると、インド株も同様になるだろう」としたうえで、イギリス・ボルトンでの例をあげ分析します。
イギリスでは感染減少後、インド株が現れた5月以降再び増加傾向になりました。特に5歳~24歳、25~39歳が増加しています。
塚本教授は、「5~24歳は年齢の幅は広いが、ワクチン接種率が低い人の増加傾向がみられる一方で、比較的高い世代は増加が抑えられている」とし、ワクチン接種の効果がある程度認められるとしています。
ただし、インド株(デルタ)は、ワクチン効果を弱める可能性もあるとされていて、塚本教授は「インド株は感染力が従来株より5倍ともいわれる。4月以降イギリス株に変わってから急速に感染者が増えた以上に増えると思ったほうがいい」と警鐘を鳴らします。
インド株へワクチン接種の効果があるのか。
塚本教授は、インド・ムンバイでの死者数を示し、「発症を抑える効果は落ちるとされるが、インドではワクチン接種後の死者数が減ったことを見ると、重症化予防には効果が見込めるのではないか」とし、国内でも2回接種を呼びかけています。
札幌市では高齢者向けのワクチンの集団接種の予約が埋まらない状況が続いていますが、塚本教授は「全国的なこと」としたうえで、「副反応への不安があると思うが、高齢者は重症化リスクが高い。周囲からの感想を聞いたり、医師へ相談してほしい」と話しています。
札幌市"集団接種会場"2か所増&夜間休日・巡回も…インド株7月拡大か 専門家「重症化考慮し接種を」 (21/06/10 20:35)
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