自粛の効果が表れ始めているのでしょうか?新型コロナウイルスの新たな感染者数が減少傾向となり始めた北海道内ですが、鈴木知事は6月3日、ワクチン接種加速へ体制を強化していく方針を示しました。
鈴木 直道 北海道知事:「全国で2番目に人口あたりの感染者数が多い。新規感染者数の減少を確かなものにして、医療のひっ迫を解消につなげていかなければなりません」
新たな感染者数が減少傾向となった北海道内。北海道は3日の対策本部会議で、医療のひっ迫は依然厳しい状況にあるとして、人と人との接触を減らすよう改めて協力を呼びかけました。
また、収束のカギとなるワクチン接種については、職場や大学などでの「職域接種」の検討を進めるとしました。
鈴木 直道 北海道知事:「集団接種の会場を設置するべく準備を加速している。希望する皆さんがしっかりワクチンを接種できる体制を支援して参りたい」
北海道内では、新型コロナウイルスの患者18人が死亡し、新たに札幌市で193人、胆振地方で21人などあわせて300人の感染が確認されました。
感染収束が見通せない中、北海道は往来が活発になる観光シーズンを前に、新千歳空港でPCR検査キットの配布を始めました。早い段階で感染の拡大を防ぐのがねらいで、飛行機の乗客のほか、空港で働く人などにも無料で配布します。
受け取った人:「やったことがないのでやってみたい。無症状の人がいっぱいいる。検査はもっとすべき」
キットの配布は1日最大200個で、緊急事態宣言の期限となる6月20日までをめどに毎日行われます。
北海道内では5月21日の726人をピークに、徐々に減少傾向がみられ、1週間ごとの数字で見ても現れています。
国立感染症研究所では、新規患者数のシミュレーションを発表しています。
5月31日から6月7日の期間では、北海道と愛知県は国の「ステージ4」を上回る状態が続き、大阪は「ステージ3」、東京は「ステージ4」をそれぞれ下回る予測となっています。
これについて塚本教授は、「北海道と愛知は感染拡大と緊急事態宣言の発出のタイミングが東京・大阪より遅れたことが理由。住民の協力の大きさで減少することにつながっている」と分析します。
これで緊急事態宣言の解除となるのか。北海道医療大学の塚本容子教授は、「新規感染者数だけで見るのではなく、札幌市では病床使用率が90%を超えている。医療全体のひっ迫を考えると難しい」という見解を示しています。
感染防止の切り札と期待されるワクチン接種はなかなか進みません。
6月2日午後6時時点での接種状況です。
・医療従事者:1回目 96.6% 2回目 57.8%
・高齢者 :1回目 14.1% 2回目 0.8%
全国の都道府県単位で1回目の接種率で比較すると、北海道は42位の3.87%にとどまっています。
塚本教授は、「北海道は政令指定都市の札幌市があるので分母が大きい。75歳以上の約3割が札幌市に集中していることもあり、進むのには時間がかかる」としたうえで、「札幌は感染者が多く、従事者をワクチン接種に十分に回せない。感染者を抑え込むことが重要」と指摘しています。
「医療ひっ迫解消を」知事訴え…ワクチン接種率全国42位北海道 専門家"感染者減らし従事者確保"指摘 (21/06/03 20:15)
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