北海道紋別市沖合のオホーツク海で5月26日朝、紋別漁協所属の毛ガニ漁船とロシア船が衝突し、漁船の乗組員3人が死亡しました。
第八北幸丸 吉岡 照由 船長:「申し訳ないの一言。3人も亡くなって」
鎌田 祐輔 記者:「衝突した漁船は青い船底が見え転覆しています。現場は晴れていて、波も穏やかです」
大きくあいた船底の穴。現場では海上保安庁による捜査が進められています。
またロシア船の先端部分には、漁船の船底と同様の青い塗料がついています
26日午前6時ごろ、紋別港から北東に23キロのオホーツク海上で、紋別漁協所属の毛ガニ漁船「第八北幸丸」とロシア・ネベリスク船籍の運搬船「アムール」が衝突しました。
この事故で乗組員5人を乗せた「第八北幸丸」は転覆。全員ロシア船に救助されましたが沼端賢良機関長(64)と、甲板員の井上征俊さん(37)、今野俊介さん(39)の3人が死亡しました。
紋別漁協 藤田 孝太郎 理事:「みんなよく長年勤めてくれる、しっかり仕事してくれる方ばかり」
紋別漁協 飯田 弘明 組合長:「後継者もいなくてなかなか若い人がいない時代に、船に乗ってくれる人がいるのに、そんな人が犠牲になったのは胸が痛い」
現場は日本の領海内とみられ「第八北幸丸」が海中に網を張って固定し漁をしていた際、紋別港へカニを運んでいたロシア船と衝突したということです。
第八北幸丸 吉岡 照由 船長:「ちょうどタイミング悪く操業に入る直前に霧がかかった。違うエンジン音が聞こえた。レーダーを確認しようとしたら、振り返ると船が来ている。ワーという感じでぶつかって転覆した。どうすることもできなかった」
紋別漁協 飯田 弘明 組合長:「(ロシア船は)レーダーも積んでいて、船がいるのは見えていただろうから、どうして船がいるのにぶつかったかまったくわからない」
当時オホーツク海側には濃霧注意報が発表されていました。
ロシア船側の関係者によりますと、当時周辺海域は濃い霧のせいで視界が悪く衝突を回避できないところまで近づいたところで突然レーダーに「第八北幸丸」が映ったということです。
海上保安部などが事故の詳細を調べています。
(現場映像は提供「紋別海上保安部」)
「どうすることもできなかった」突然現れたロシア船が衝突…カニ漁船転覆し乗組員3人死亡 "濃霧"原因か (21/05/26 19:50)
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