函館市民に愛される遊園地がコロナ禍で苦境に陥っています。クラウドファンディングで資金を調達しましたが、緊急事態宣言により先行きが見えなくなりました。存続の行方は?
遊園地を訪れた子どもたち:「観覧車に新幹線、楽しかった」
1956年に開園した北海道函館市の「函館公園こどものくに」。16種類に及ぶレトロな遊具があり、現役日本最古の観覧車は、国の登録有形文化財に指定されています。
水上 孝一郎 記者:「多くの函館市民が休日を過ごしてきた遊園地も、コロナ禍で大きく売り上げが落ち込みました」
北海道南部唯一の遊園地が苦境に立たされています。2020年の緊急事態宣言でゴールデンウイークに休業したことが響きました。
函館公園こどものくに 加藤 大地 マネージャー:「例年15万人の来園客がいるが、2020年は9万人に激減し、売り上げも4割減に」
売り上げは減っても遊具の維持管理に年間約500万円かかるため赤字に。開園以来、家族経営で支えてきましたが存続の危機に立たされたのです。
函館市民:「昔からあるので、なくなったら寂しい」
函館市民:「すごく助かる場所。子どものいる人にとっては、特に残ってほしい場所のひとつ」
苦境を脱しようと4月28日からクラウドファンディングを始めました。出資の見返りは遊園地の1日フリーパスや、北海道にまつわるレアなメダルなどです。
そして、5月16日。
函館公園こどものくに 加藤 大地 マネージャー:「1000万円いった!」
目標金額の1000万円に到達しました。存続のために1200人以上が支援してくれたのです。しかし…。
鈴木 直道 北海道知事:「北海道が緊急事態宣言の対象となりました」
5月16日に出された、北海道2度目となる緊急事態宣言。北海道内では不要不急の外出自粛が要請されています。クラウドファンディングで目標金額を調達できた「函館公園こどものくに」ですが、再び利用客が望めない状況に陥りました。
函館公園こどものくに 加藤 大地 マネージャー:「クラウドファンディングで目標金額を達成したときはとてもうれしかったが、手放しで喜べない状況。場合によっては休業も求められるかもしれない」
宣言により函館市内の飲食店などには営業時間の短縮が要請され、協力金も支払われます。しかし「函館公園こどものくに」は今のところ、休業や時短要請の対象ではありません。あくまでも 自主的な休業となるため、協力金は支給されないのです。
函館公園こどものくに 加藤 大地 マネージャー:「函館市、保健所、北海道に相談して決めていかないといけない。今後協議して、よりよい方向にしたい。緊急事態宣言は発令されたけど、クラウドファンディングで温かい支援をしてもらったので、子どもや家族がのびのび遊べる日が来るのを願っています」
5月中は平日は休業し、土曜日と日曜日のみの営業を検討しています。目標金額は達成しましたが、存続をかけクラウドファンディングは6月20日まで続きます。
※営業時間は変更される場合があります。
コロナ禍でピンチ 函館市民の憩いの"遊園地" 緊急事態宣言で窮地に…存続の行方は (21/05/22 10:00)
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