5月12日から札幌市内では、飲食店での酒類の終日提供自粛や、午後8時までの営業時間短縮が要請されました。
また、札幌市営地下鉄やJRなどは終電の時刻を繰り上げました。
初めての夜、混乱はあったのでしょうか?
小出 昌範 ディレクター:「午後7時15分を過ぎたばかりですが、すでに閉店しているのか、ネオンはほとんど消えています」
いつもなら、これからにぎわいを増す時間の、札幌市中央区の歓楽街ススキノ。
しかし、5月12日は足早に通り過ぎる人の姿が。
札幌市民:「きょうはまっすぐ帰る」
札幌市民:「夕食も食べないで帰ります」
午後8時までの営業時間短縮と、酒類の終日提供自粛のダブルパンチ。
「地酒茶屋 野暮天」では、5月12日から5月31日まで休業することを決断しました。
休業前、店長は苦しい胸の内を語っていました。
地酒茶屋 野暮天 高橋 憲理 店長:「時短営業はこれで最後にしてほしい」
酒類を提供せずに、午後8時まで営業する店もあります。
ススキノで64年続く焼き鳥店では…。
焼鳥 ぼんち 池 俊彦 店長:「酒抜きで決められた時間内で営業したが、客が来ない。アルコールを提供できないのは、休業しろということと同じことなので、今後どうするかじっくり考えていかないといけない」
翌日以降の営業をどうするか、思案に暮れていました。
鎌田 祐輔 記者:「札幌市北区の北24条の飲食店街です。中にはノンアルコールビールなどでしのいでる店もあります」
飲食店が苦境に陥っているのは、ススキノだけではありません。
飲食店が集まる札幌市北区の北24条エリアの「居酒屋 うらばっかり」も、酒類を提供せずに午後8時まで営業しています。
居酒屋 うらばっかり 伊藤 和夫 店長:「自分のボトルをキープしているのに酒を飲めない人や、食事をして軽く飲む人たちが、すごく寂しがっている」
帳簿を見せてもらうと、通常の売り上げの8割以上が酒類によるものです。
目減りした分を埋めようとランチ営業も始めましたが、芳しくありません。
居酒屋 うらばっかり 伊藤 和夫 店長:「普段はランチと夜の営業で売り上げ約4万円が、1万円~1万5000円に。制度が決まれば、それに従わざるを得ない」
札幌市中央区の円山地区のスペイン料理店「エル・シッド」は、店での食事だけではなく、テイクアウトを充実させ活路を開こうとしています。
エル・シッド 坂井 シャンティさん:「酒が出せないのが一番こたえた。店としては厳しいが、要請は人を動かさない方法の一つかもしれない」
こちらの店ではテーブル席を2つ撤去し、テイクアウトの客用のカウンターを設置しました。
今後は持ち帰りのメニューを増やして、売り上げを確保していこうと考えています。
午後8時。飲食店のほか、カラオケ店やゲームセンターも営業を終了。
福岡県から仕事でやってきた人は…。
福岡県から来た人:「福岡県は緊急事態宣言。札幌市もまん延防止等重点措置で、期待外れです」
仕事帰りの札幌市民は、行政の対応のちぐはぐさを指摘します。
札幌市民:「通勤7割減を目標としているが、7割減していない。朝の通勤時は密で、夜だけ密を避けろというのはおかしい」
要請に従う飲食店が多い中、いつも通り酒類を提供し、午後8時以降も営業を続ける店も。
10人以上客が入っているケースも見られました。
地下鉄駅構内アナウンス:「最終列車です」
5月12日から30分ほど終電時刻が繰り上がった札幌市営地下鉄。
利用者の暮らしに影響が…。
地下鉄の利用客:「いつも終電を利用しているが、きょうは仕事を30分早く退社した」
地下鉄の利用客:「アルバイトを早めにあがらせてもらった」
中には、繰り上げを知らずに間に合わなかった人もいましたが、厳しい要請初日の夜、大きな混乱は見られませんでした。
「酒は終日自粛」「終電繰り上げ」…厳しい要請初日 従わない飲食店も (21/05/13 20:00)
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ