感染拡大が続く中、効果は期待できるのでしょうか?
北海道内で529人、札幌でも352人と新たな感染確認が過去最多を更新する中、札幌市内で5月12日から感染拡大防止対策が強化され、北海道と市の職員が飲食店を見回りました。
「感染防止の事務連絡に基づき7つの項目について確認させていただきたい。よろしくお願いします」
札幌市中央区の豚丼店を訪れた北海道と市の職員。アルコール消毒液やアクリル板の設置など、感染防止対策の実施状況を店長から聞き取りました。
この豚丼店では、コロナ禍前と比べて豚丼の売り上げが6割減少。酒類の提供も要請を受けて12日から自粛しています。その影響は…
炭焼 豚丼 小豚家 小暮 秀雄 社長:「アルコールを飲むとおかわりでゆっくりする人もいる。そういう客の取り込みがなくなるのは厳しい。6月からアルコールだけでも提供できるようになれば本当にありがたい」
北海道内では12日、新型コロナウイルスの患者7人の死亡が確認され、新たな感染は札幌で352人、石狩地方で38人などあわせて529人が確認され、最多を更新。5日続けて400人を上回りました。
「変異ウイルスの疑い」患者は札幌では約2か月ぶりに確認されませんでしたが、その他の地域で合わせて81人が確認されています。
札幌市は12日から、順次地下鉄大通駅とさっぽろ駅の改札脇に検温装置を設置します。近づくと体温を測ることができますが、使用は「任意」。
本田 祐里佳 記者:「取材を始めて1時間ほど経過しましたが、検温装置を利用する人は1人もいません…」
このほか人の流れを抑制するため、公共交通機関の終電が繰り上げとなります。地下鉄と市電で最大30分、JR北海道は札幌発の終電5本を最大25分繰り上げます。
5月の北海道内の感染者は、連休明けから増加傾向がみられます。
9日に最多505人を確認しましたが、12日に再び最多を更新しました。札幌以外の割合も増えてきているのがわかります。
北海道医療大学の塚本容子教授は、「札幌の経路不明者が8割にもなる。この割合が増えてくると、感染者はまだまだ増えてくる。まだピークではない」という認識を示しています。
札幌でのクラスターが発生する場所を第3波と第4波(2021年4月1日~5月11日を)比較します。
・飲食店: 18% → 3%
・福祉施設:25% → 23%
・病院: 22% → 27%
・会社: 18% → 11%
・学校など:12% → 25%
・その他: 5% → 11%
塚本教授は、飲食店が減っているが「飲食を伴う場所では感染は起きるので、安全という意味ではない」としたうえで、学校での感染が増えていることに注目します。
札幌での最近の感染経路(4月29日~5月5日)で見ると、家庭での感染が3割以上を占めます。
塚本教授は、「外で感染して家庭内で広がっている。その元が会社や学校、個人活動での感染」とし、子どもにも感染しやすい変異ウイルスへの注意を呼びかけています。
最多更新529人北海道…「まだピークではない」専門家指摘 増える"家庭内感染"に注意 (21/05/12 20:05)
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