北海道内では5月10日も新たな感染者が400人を越え、かつてない感染拡大が続いています。
鈴木 直道 北海道知事:「札幌市を対象とする地域限定の緊急事態宣言ともいえる極めて強い措置。全道へのまん延を防ぐ最後の砦である。みなさまのご理解とご協力を心からお願い申し上げます」
まん延防止等重点措置の期間は5月31日までで、札幌では外出と往来の自粛要請が継続されています。道内全域に「自粛の要請」が拡大されることになりそうで、ほかにも一部地域を対象に複数の対策を検討しています。
12日からは飲食店の営業を午後8時までとし、終日酒類の提供を行わないよう要請します。
地下鉄や市電の終電も繰り上げとなり、百貨店やショッピングセンター、運動施設などで営業時間が午後8時までとなります。
秋元 克広 札幌市長:「医療提供体制、病床のひっ迫が大変厳しい状況。入院病床の約9割が埋まっている状況で、5月以降市外の病院への搬送件数も増えている」
医療非常事態宣言が出た札幌では、確保している専用の405床のうち、9割を超える377床が埋まるなど医療が危機的状況となっています。
北海道保健福祉部 広島 孝 技監:「札幌市内の感染拡大を食い止め、全道へのまん延を防ぐことが重要」
この週末、北海道内の感染者数は、連日"過去最多を更新"しました。8日は札幌で277人、北海道内で403人。9日には札幌で過去最多326人、北海道内でも過去最多の505人となるなど、北海道内全域で感染拡大傾向となっています。
全道に拡大する中、北見市で感染対策の陣頭指揮を執ってきた辻直孝市長の感染が確認されたことが分かりました。
北海道内では10日、新型コロナウイルスの患者4人が死亡し、新たに札幌で266人、石狩地方で41人など、あわせて409人の感染が確認されました。
さらに「変異ウイルスに感染した疑い」のある患者は、札幌で過去最多となる185人を含む、226人が確認されるなど感染拡大に歯止めがかかりません。
北海道内では、第3波を上回る新規感染者が確認され、3日連続で400人を超えています。
北海道医療大学の塚本容子教授は、感染者数が増えた背景には、「連休の5月3日~6日までの検査数が減っていて、7日以降に増えたことも要因」と分析します。
そのうえで、国立感染症研究所が5月下旬に北海道内での新規感染者数が1000人近くまで増えると試算したことについて、塚本教授は、「この分析は、感染症対策を取らなかった場合で、1000人までは行かないと思うが、大事なのは医療体制が維持できるか」とし、ひっ迫する医療体制に注目する必要性を訴えています。
【札幌の「まん延防止等重点措置」のポイント】5月31日まで
外出・往来自粛、出勤7割減に加え、以下の対策を要請しています。
●5月11日から
・イベント5000人以下:午後9時まで(無観客除く)
●5月12日から
・飲食店などへの時短要請:午後8時まで
・飲食店での酒類提供:終日行わない(店内持ち込み含む)
・終電繰り上げ:地下鉄30分、市電20分(大通・さっぽろ駅で検温も)
命令に違反した場合、20万円以下の過料となります。
連日の"最多更新"北海道…「変異ウイルス疑い」も最多確認 医療ひっ迫は危機的状況に (21/05/10 19:58)
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