札幌の感染拡大が深刻です。過去最多となる251人の感染が新たに確認された札幌では、「まん延防止等重点措置」の適用を待たずに、5月6日から北海道独自の対策が強化されました。
鈴木 直道 北海道知事:「まん延防止等重点措置の要請は、現行法上知事として取りえる最後のカード」
鈴木知事は国に対し5日、まん延防止等重点措置を要請しました。
まん延防止等重点措置の適用は来週になるとみられており、北海道では適用を待たずに、6日から独自の対策を強化しました。
札幌市内全域の飲食店への時短要請をこれまでより1時間早め、営業時間を午後8時までとし、酒類の提供を午後7時までとします。
仕事で札幌に来た人:「意味あるのかな。帰る時間で一緒になるので密になるのでは」
札幌市民:「仕方がない。感染増えているから。感染させないよう、しばらくみんな辛抱すればいい」
対策強化の矢先、札幌では6日、過去最多となる251人が新たに感染。
この他、北海道内では新型コロナウイルスの患者5人の死亡が確認され、新たな感染者は旭川市で13人、石狩地方で33人など合わせて320人が確認されました。
北海道内では5月の連休中、2日に過去最多324人が確認され、札幌でも200人を超える日が続きました。
この感染拡大の要因の一つとみられているのが変異ウイルスです。北海道内では「感染疑い」の患者が札幌の56人を含む64人が確認されています。
また新たなクラスターは、札幌の「運輸会社の社員寮」で29人、「通所介護事業所」で12人がそれぞれ確認されました。小樽市でも「小樽桜陽高校」で5人が感染し学校閉鎖となっています。
札幌で過去最多251人、北海道全体としても過去2番目の数となる320人が確認されたことについて、北海道医療大学の塚本容子教授は、「連休中で検査が受けられない人がいることを考えると、今後の感染者はまだ増える恐れがある」と指摘します。
この要因の一つとして考えられるのが「人の流れの変化」です。緊急事態宣言が出されていた2020年5月5日と2021年の増減率を比較すると伸びがわかります。
【人流の増減率】(出典:Agoop)
午後3時 午後9時
札幌駅 :93.1% 74.8%
ススキノ :59.4% 50.8%
大通 :97.4% 105.8%
新千歳空港:265.1% 136.3%
小樽運河 :-32.7% 326.3%
前年に比べほぼ増加していて、小樽運河は夜にライトアップイベントがあり、増減率が300%を超えています。
北海道は「まん延防止等重点措置」が適用を待たずに札幌市内の飲食店への時短要請を強化します。
期間: 5月6日~5月11日
営業時間:午後9時 → 午後8時まで(酒類提供は午後7時まで)
屋外照明の消灯:午後8時以降(防犯上必要なものを除く)
大型商業施設:混雑を招く広告などの自粛
飲食店でのカラオケ利用:終日自粛(感染防止対策が徹底できない場合)
札幌で最多251人感染…「まだ増える」専門家警鐘 飲食店午後8時までの"時短"始まる (21/05/06 19:10)
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