ゴールデンウイークにおうちで衣替えをした方も多いのではないでしょうか。今、着られなくなった子ども服など、衣類のリサイクルが広がっています。持続可能でよりよい世界を目指す国際目標、SDGsにもつながる最新情報を取材しました。
Q:着られなくなった子ども服どうしてる?
母親:「季節の変わり目や衣替えしたときに『あ~小さくなってる』と思ってそのタイミングで売ってますね」
母親:「フリマアプリはちょっと面倒くさくて、状態がいいものは知人に渡したりするんですけど、その他は処分してしまいますね」
子どもの成長は嬉しいけれど、すぐに着られなくなる子ども服は家の中に山積み。でも服を買い替えるには出費がかさんで…。「タンスの中身も家計もダイエットしたい」と思っているご家庭は多いのではないでしょうか?
そんなときに上手に活用したいのがリサイクルショップ。札幌市豊平区平岸にある子ども服のリサイクルショップ「ルールドゥスュクルリー」です。
ルールドゥスュクルリー 店主 今野 和さん:「結構、断捨離ですとか、お仕事をコロナの影響で辞めて、ちょっとでも収入になればということで持ち込まれる方も多いです」
赤ちゃんから小学校高学年ごろまでの子ども服は、サイズごとに分類され、ブランド品だけでなくノーブランドの普段着も扱っています。
あっという間にサイズアウトする靴や、短期間しか使わないベビーカーや自転車を扱っているのも嬉しいところです。
また他のリサイクルショップでは値段がつかない普段着も買い取ってくれるのが魅力です。
ルールドゥスュクルリー 店主 今野 和さん:「ノーブランドだど1枚10円なんですけど、ブランド、例えばGAPなどは50円前後で買い取ります。スキーウエアやジャージを買いに来られる方が多いので、そういったものがあれば、ぜひ。買い取りですとやはり低価格になってしまうので、委託だと、販売価格の70%がお客さまに入るのでそちらで預けていただいている方も多いです」
再利用への取り組みは、リサイクルショップ以外でも急速に広まっています。
こちらはファストファッションで人気のH&Mの札幌の店舗。店内には古着回収ボックスが設置されています。古着を持って行くだけで驚きのサービスが…。
H&M ラソラ札幌店 三田村 実来さん:「衣類の入った袋をお持ちいただき、スタッフにお声がけいただければ、回収ボックスで回収して、それを1枚500円引きのクーポンとお取りかえしています」
最近ファッション業界では、環境に配慮した洋服づくりやリサイクルが活発です。H&Mでは衣類を回収し、ドイツの企業と提携してリサイクルを行っています。その数、年間約900トン。
驚いたのは、H&Mの洋服ではなくても回収してくれること。シミがついたり、破れた服、それにシーツや靴下もリサイクルしてくれます。
H&M ラソラ札幌店 三田村 実来さん:「ブランド、状態問わず回収している。穴の空いた靴下片方や、擦り切れたタオルでも大丈夫です。衣類ではなく、カーテンやホームテキスタイルも回収している」
回収した衣類は、古着として販売したり、裁断して新たな繊維にし、再びデニムなどに加工。また、火力発電所のエネルギーとして使われます。
客:「知らなかった。きょう知ったので今度来るときは持ってこようと思います」
一方、再利用への取り組みは一般の主婦の間でも広がってきています。札幌を中心に「お下がり交換会」というイベントを主催する星野恵さんです。
相互支援団体かえりん 代表理事 星野 恵さん:「おさがりないとホント回りませんね」
星野さんは、3歳から10歳までの4人の子どもを育てる母親です。自分自身の子育ての経験から、ママが楽しく子育てをするためには、お互いに助け合う仕組みが必要だと「相互支援団体かえりん」を立ち上げました。
相互支援団体かえりん 代表理事 星野 恵さん:「福岡から夫の転勤で引っ越してきて、知り合いもいない状況でさみしい思いというか、産後に鬱(うつ)っぽくなってしまった経験から、お下がりを交換し合う会でふれあいがおきることで、産後鬱の未然防止ができないかと思い、お下がり交換会をはじめました」
入場料500円を支払えば、配布されるビニール袋に入るだけお下がりを持ち帰ることができるんです。一方、不要になった子ども服は置いてくこともできます。
助け合いの精神から生まれたこの交換会。2016年にスタートし、これまでの参加者は約4000人にもなりました。
相互支援団体かえりん 代表理事 星野 恵さん:「切実に、本当に助かりますとか、お下がり交換会ないと困るとか、そんな声をいっぱいいただきます。私にとっても心の支えみたいになっていて、自分の子どもにもお下がりが必要ですし、自分の必要なものも満たしながら、誰かの役に立っているというのが非常にすがすがしく生きていけるってことなんだと思う」
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標、SDGs。自分の家庭にとって不要なものも、他の家庭にとっては必要なもの。不要なものを必要な人に届ける自然な循環。未来の地球のために私たちができることは、意外と身近なところにあるのかもしれません。
【次回のお下がり交換会】
・6月5日(土)午前11時~午後4時まで(千歳アウトレットモールレラ)
・10組20分交替制で開催予定
・申し込みは5月15日から相互支援団体かえりんのHPで受け付け開始
お得でエコ…「子ども服リサイクル」 "おさがり交換会"も SDGsにつながる一歩 (21/05/04 20:25)
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