4月29日から始まった大型連休。緊急事態宣言や外出往来自粛などで、観光に大きな影響が出そうです。観光地では地元客をターゲットにして乗り切ろうという動きが出ています。
マグロやホタテ、イクラなど海の幸が満載の海鮮丼に、おかずとみそ汁がついたセット。食べるには条件があります。
水上 孝一郎 記者:「新鮮な海の幸がのったこちらの海鮮丼。ホテルに泊まるとついてくる、この朝食チケットを持っていくと食べられます」
大型連休直前の4月26日、観光客に人気の「函館朝市」の近くに開業した「東急ステイ函館朝市 灯の湯」。
キッチンが備わった客室や、函館湾を見下ろせる露天風呂に加え、朝食が「函館朝市」で海鮮丼などを食べられるのが売りです。
鮨処はこだて 石井 正人さん:「コロナ禍の影響もあるので、ホテルの企画は非常にありがたい。地元の人にも来てほしい」
東京都や大阪府など4都府県に出された3度目の緊急事態宣言や、札幌市で要請されている外出・往来自粛で状況が厳しい中、まずは地元客に利用してもらいたいと言います。
東急ステイ函館朝市 灯の湯 川角 龍矢 副支配人:「キャンセルが続いているので北海道外からの客の他に、地元の人に泊ってもらい観光気分を味わってほしい」
このホテルは今後、函館市民限定の宿泊料金割引制度を利用した地元客向けのプランを検討中です。
函館市の湯の川温泉にある、創業73年の「はこだて・湯の川温泉 花びしホテル」では、地元客向けのユニークな宿泊プランを展開しています。
はこだて・湯の川温泉 花びしホテル 西村 有人 社長:「地元産のコメなどが土産につくプランを用意している。地元の人が地元の商品を食べて、買って、過ごしてもらう企画を販売している」
宿泊するとコメ5kgやホテルオリジナルのポン酢、入浴剤などのセットからひとつ土産が選べるプランや、他のホテルと共同で使える「湯めぐりパス」付きのプランです。
宿泊施設だけではありません。“100万ドルの夜景”を楽しむ「函館山ロープウェイ」でも地元客をターゲットにした戦略が。
函館山の山麓と山頂を結ぶ「函館山ロープウェイ」。これまで主に夜間のみの時短営業を続けていましたが、大型連休の期間は通常に近い状態に戻します。往復の運賃1500円に250円プラスすると食事ができる、お得な「往復チケット付きのランチプラン」も約4か月ぶりに復活。
函館市民:「コロナ禍以前も来ていて、お得だなと思った。ロープウェイ代が込みだからうれしい」
こちらも、地元客を意識した取り組みです。
函館山ロープウェイ 営業企画部 小林 浩人 次長:「地元の人もなかなか行く所がないと思うので、ロープウェイを利用してもらえればと思う」
観光客が見込めない中での大型連休。地元住民の利用を増やすことで乗り切ろうと、観光地は模索しています。
観光客見込めない"大型連休" ターゲットを「地元客」にシフト…函館市の模索 (21/05/01 10:00)
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