北海道函館市の観光スポット、ベイエリア。
レトロな外観の赤レンガ倉庫群が人気ですが、そのひとつがホテルに生まれ変わりました。
古くからある建物をリノベーションして利用するケースが相次いでいます。
函館市のベイエリアにある赤レンガ倉庫群。
函館市の歴史を伝える建物ですが、そのひとつが意外な形で生まれ変わりました。
水上 孝一郎 記者:「一体どのようなリノベーションがされたのか。早速、中に入ってみます。オシャレでリッチな空間になっていますね」
4月16日から営業を始めた「NIPPONIA HOTEL 函館 港町」。
築100年以上の倉庫が、ホテルになりました。
9つある部屋は、北欧風のデザインで海を見ながらリラックスできます。
レストランでは、マグロやサーモンなどの海の幸が味わえます。
バリューマネジメント 他力野 淳 社長:「歴史や文化、現在の函館の暮らしにスポットを当てて、それを知ってもらえるような場所にしたい。地元の人に『函館レンガ倉庫ホテル』を知ってもらうことを大事にしたい」
いま函館では、古い建物を新たな形で活用する、リノベーションが相次いでいます。
こちらの建物も、4年前に生まれ変わりました。
函館クラシックホテルズ藍 植澤 大作さん:「寝室が4部屋あり、ツインが2部屋、ダブルが2部屋の計4部屋あります。トータルで最大8人まで宿泊できます」
「函館クラシックホテルズ藍」。
元々は1915年に建てられた民家でした。
1階のリビングや岩風呂は和の雰囲気ですが、2階の寝室は洋風。
和洋折衷の大正ロマンを楽しむことができます。
函館クラシックホテルズ藍 植澤 大作さん:「コロナ禍になってからは、地元の人が祝い事があるときに、他の客と接触しなくてすむという理由で、ここに集まって利用することが多い」
ホテルだけではありません。
1912年に建てられた土蔵をリノベーションした「cafe&dining LITT」。
一番人気は「チーズカレーオムライス」。
ご飯と卵と具材を一緒に炒めたオムライスと、辛口カレーの相性が抜群です。
cafe&dining LITT 紺野 ゆう花さん:「観光客よりは、地元のお客様の方が多いですね。来てくれる一番の理由は、料理がおいしいところと言われる」
倉庫、古民家、土蔵…。
その他にも意外な建物がリノベーションされています。
ピンクの外観がかわいい「日本茶カフェ ティーショップ夕日」もそのひとつです。
日本茶カフェ ティーショップ夕日 大谷 靖さん:「ここは1885(明治18)年に作られた函館検疫所だった場所で、築135年を迎えます。船に乗っていた人がこの下で降り、階段を上って、検疫を受けた。伝染病があるかないかを調べられたらしい」
港町として栄えてきた函館を伝染病から守ってきた施設が生まれ変わりました。
ノスタルジックな店内で日本茶を味わうと、タイムスリップしたような気分に。
アンティークのオルゴールの音色も楽しめます。
そして、夕方にはあかね色に染まる海と、沈んでいく太陽が圧巻です。
来店客:「お茶を飲んでいると、心が静まり癒される。夕日と日本茶、ダブルで癒される」
日本茶カフェ ティーショップ夕日 大谷 靖さん:「誰もがこの時代、気の張った生活を続けている。ゆっくりと景色を見ながら、お茶を飲むことができれば、背負っているものを海の中に捨てて、帰ることができるのでは、という思いもある。帰るころには、穏やかな表情になっている人もたくさんいる」
歴史の詰まった建物を新たな形で再活用するリノベーション。
観光客だけではなく地元の人たちに強く支持されていました。
函館市の観光名所「赤レンガ倉庫」がホテルに 歴史ある建物再活用で住民憩いの場へ (21/04/17 11:00)
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