看護師が自らの体験をもとに描いた絵。新型コロナウイルスの患者と接する現場での苦悩が描かれています。
北海道内の医師や看護師などでつくる労働組合が3月15日、北海道に労働環境の改善などに協力を求めました。
勤医協札幌西区病院 隼野 たみよ 看護師:「患者にうつすことがあったら働き続けられない。助けてほしい」
病院の苦境を訴えたのは、医師や看護師などでつくる北海道医療労働組合連合会で、看護師が自らの体験をもとに描いた絵54枚を提出し、北海道に環境改善への協力を要請しました。
労組では、北海道内全ての医療・介護従事者の定期的なPCR検査の実施などを求めましたが、北海道の回答は「まさに取り組んでいる」という一言にとどまりました。
一方、函館市の市立函館病院では、医療従事者のワクチン優先接種が始まりました。
接種希望者は、職員の約8割にあたる1400人ほどで、15日は94人に接種が行われました。今のところ副反応は確認されていません。市立函館病院は4月中にも2回目の接種を終えたいとしています。
北海道内では15日、新型コロナウイルスで2人が死亡し、新たに札幌で32人、釧路地方で5人などあわせて54人の感染が確認されました。
また、札幌では「変異ウイルスの疑い」のある患者が新たに4人確認されました。このうち1人は、「変異ウイルス」のクラスターが確認された、「食品関連会社の集会」の参加者で、3人の感染経路は調査中です。
医療現場からPCR検査を求める声があがっていることについて北海道医療大学の塚本容子教授は、「医療従事者や介護スタッフへの定期的PCRいまだに実現されていない。なぜそんなに時間がかかるのか」と疑問を呈しました。
札幌市中央区のススキノ地区で行われている検査も重要としたうえで、「重症化リスクのある病院の患者、医療従事者への定期的PCR実施の早期実現を望みたい。医療従事者は自分が無症状で患者に感染させてしまうことを恐れていて、それがストレスになっている」とし、理想は1週間に1回、何とか2週間に1回の頻度での実施を求めています。
「助けてほしい」医療現場から切実な声…病院での定期的なPCR検査"早期実現"を (21/03/15 19:30)
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