新型コロナウイルスによる巣ごもり消費で、宅配便など物流の需要が高まっています。
その物流業界を今、最新技術が変えようとしています。
長岡 伶奈 記者:「一見普通の台車に見えるんですが、このように私のあとをついてきてくれて、自動で物を運んでくれるんです」
記者が回ると、台車もこの通り。
記者が持つ機械の信号に反応して、自動で動く台車のロボットです。
札幌市中央区で3月12日、国交省や札幌商工会議所などが、物流の最先端技術を集めた展示会を開きました。
北海道運輸局 川本 亮さん:「コロナ禍で非常に宅配が伸びてきている。物流は(コロナが)続くと、今後希望の時間に届かないことがあるかもしれない。働きやすくするためにも今後『自動化』は必要となってくる」
コロナ禍で宅配などの需要が高まっているものの、物流業界はトラックの輸送や倉庫の管理で深刻な人手不足。
最先端技術を使って物流をサポートするのが、展示会の狙いです。
コロナ下で外出を自粛し、ネット通販など宅配を利用する人が増える一方で、トラックドライバーの有効求人倍率は、全業種の平均の約2倍にまで深刻化しています。
そのため、物流業界が進めるのがシステムの「自動化」。
こちらは、パナソニックが開発した「アシストスーツ」です。
装着してみると…
スタッフ:「その状態で屈伸をしてみて下さい」
長岡 伶奈 記者:「キツイです。3回屈伸しただけで、息切れします」
ところが、スイッチをいれると…
長岡 伶奈 記者:「えーすごい!」
装着した人の動きをセンサーが感知してモーターが動き、上下に動く時に機械でサポートしてくれます。
腰の負担は、重さ10キロ分も軽減してくれるんです。
体験した人:「腰の痛みを感じず、とても楽だと思った」
体験した人:「ドローンを使った物流の最先端技術などを取り入れていかないと人手不足には耐えられない」
物流業界で欠かせないのが、倉庫の在庫を管理する「棚卸し」の作業。
もっとも手間と時間のかかる作業ですが、カウントミスなどの問題が起きやすいと言われています。
その「棚卸し」作業を自動化してくれるのが…。
ロボットが在庫の品物の前を通っただけで…
なんと18個の在庫品が、3秒で確認し終わりました。
このロボットには、こんな機能も…
長岡 伶奈 記者:「こちらは、棚卸しに使われるロボットなんですが、普段は運搬用に使うことができるんです。ボタンを押すと、自動で運んでくれるんです」
倉庫の棚卸しには、ドローンも使われていました。
ドローンを制作したのは「ブルーイノベーション」という会社です。
ブルーイノベーション 柴崎 誠さん:「必ず棚卸しの数のチェックはやらなければいけない。棚卸しは一つ一つ数えたりタグを読み込んでいる。人が介在しているので、人手不足や働き方改革の中で、全自動化が求められる。読みとりがミスだったり、100%読み込むことができないという課題もあるので、ドローンを活用して読み取り率を上げる」
通常のGPSなら、数メートル着陸誤差があるところを、電波とセンサーを使って、数十センチの誤差に抑えられるので、正確に棚卸しができるといいます。
「自動化」は物流業界を大きく変えていきそうです。
ドローン&アシストスーツ活用で"人手不足"解消…物流を変える「自動化」最先端技術 (21/03/12 21:10)
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