北海道札幌市と同じく、小樽市の不要不急の外出自粛、他地域との往来自粛の要請が2月28日をもって解除になりました。
一度減ってしまった観光客が元に戻るには時間がかかりそうですが、前向きに歩み始めた人たちがいます。
安野 陽介 ディレクター:「小樽運河にやってきたんですが、観光客が誰1人いないです」
2月26日、自粛要請が継続中の小樽市内。この2月は小樽の人たちにとっていつになく厳しい冬でした。
小樽雪あかりの路 実行委員会 近藤 修弘さん:「これが23回目の雪あかりの路の幻のポスターです」
小樽雪あかりの路実行委員会の近藤修弘さんです。
2月の小樽の一大イベント「小樽雪あかりの路」。運河をはじめ市内各所に優しい光がともる幻想的なイベントには、例年50万人もの観光客が訪れます。
それが2021年は…。
小樽雪あかりの路 実行委員会 近藤 修弘さん:「コロナも感染拡大で、中止になりました」
小樽市では2020年12月末から1月にかけて新型コロナ感染者が急増。1月28日、北海道と小樽市は不要不急の外出自粛、他の地域との往来自粛を要請し、イベントも中止せざるを得なくなりました。
50万人が利用する飲食店やホテルなど観光需要は全て消えました。
厳しいのは観光業に携わる人だけではありません。市民が通う夜の街「花園」では…。
スナック華婉 高田 寧子さん:「お客さんの入り具合は9割減くらい」
外出自粛要請下で客足は戻りません。小樽の街を閉塞感が覆っていました。
そして2月28日、外出自粛要請の最終日。こちらは土産物店などが集まる小樽堺町通り商店街です。
安野 陽介 ディレクター:「何やってるんですかね、人が大勢集まって。かまくらを作ってるんですかね」
雪像作りにいそしむ人たちがいました。さらに隣接する施設に入ってみると…。
出演者:「とりあえず呼んでみましょう。池田さ~ん!」
番組収録のようなことをしています。これは一体?
2月28日。小樽市の外出自粛要請最終日。コロナ禍で客が激減する小樽堺町通り商店街で行われていたのは…。
出演者:「YouTubeで5時間生配信の番組を制作しているところです」
商店街の店主たちが出演者となり、商店街をPRする生配信番組に挑戦していました。
出演者:「いま国が ワクチン接種を進め、必ず元に戻ると信じているので、その時にまず小樽に来てもらえるように」
未来の観光客獲得のためのPRです。小樽堺町通り商店街は、新型コロナ終息後の世の中を見据え動き出しました。そしてこんな人も…。
小樽市内の美術館で結婚式を挙げる新郎・船渡川翔太さん(26)と小樽出身の新婦・愛菜(28)さんです。
新婦 船渡川 愛菜さん:「こういう機会をもらえて、すごくうれしいですね」
2人は2020年6月バリ島で挙式の予定でしたが、世界的な新型コロナの流行で中止に。その後も国内で式をあげようとしましたが再び新型コロナの影響で中止になり、諦めていました。
スタッフ「おめでとうございます!」
式のために小樽運河で灯りをともしていたのは、中止になったイベント小樽雪あかりの路のスタッフです。
小樽雪あかりの路 実行委員会 近藤 修弘さん:「雪あかりの路の中で予定していた企画で、この企画だけは絶対やりたいと」
最終的に夫婦は小樽雪あかりの路での挙式を計画していましたが、それも中止に。しかしスタッフも2人の将来を後押しし、雪あかりの路の灯も消したくないという思いから実施にこぎつけました。
新郎 船渡川 翔太さん:「祝福していただいて本当に幸せです」
新婦 愛菜さん:「今後は新婚旅行で全国を巡りたいです」
自粛要請の解除とともに、再び前を向いて小樽市民が歩み始めました。
バリの代わりに"雪あかり"…ようやく自粛解除「小樽に再びにぎわいを」商店街も挑戦 (21/03/01 20:55)
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