北海道札幌市では街の再開発が相次いでいますが、「新さっぽろエリア」でも総事業費約500億円の大規模再開発が本格化しています。若者を街に呼び込むための、教育と医療を核とした新たな再開発の形とは?
JRと地下鉄東西線の駅を中心とする「新さっぽろエリア」では、約5.6ヘクタールの区域で総事業費約500億円の大規模な再開発が進んでいます。
三宅 真人 記者:「真新しい校舎が2つ並んでいます。2021年4月から多くの学生が通う予定で、街が一気に若返ります」
今、「新さっぽろ」の街が大きく変わろうとしています。
住民:「年をとった人ばかりになってしまった。息子も中心部に移り住んだ」
住民:「人が減っていました。どんどん人口が減少し、高齢化や少子化を目の当たりにしていた」
“副都心”として成長してきた街が、高齢化と人口減少で勢いを失いつつある中、にぎわいを取り戻すための起死回生の策とは?
駅の南西側に2021年4月に開学するのは、札幌学院大学の新キャンパスと札幌看護医療専門学校です。合わせて約2300人が今後、通学する予定です。
駅の東側には、地上30階建てのタワーマンションや商業施設、ホテルのほか、3つの病院などができる予定です。JR新札幌駅と各施設は空中歩道で結ばれます。
住民:「子どもを持つ身としては、医療が充実した方が安心して住みやすい街になる」
住民:「うれしいです。前進しているという感じ。どんどん新しい人が移り住んできてくれるという、未来を感じます」
このエリアは、1970年代から新札幌副都心として開発されてきました。しかし、成長は頭打ちに。札幌市厚別区の人口は2004年をピークに減少が続いています。さらに、もみじ台などの団地で子育てをした世代が高齢化し、高齢化率は28パーセントと札幌市内では南区に次いで高い水準です。
人口減少と高齢化に歯止めをかけるには、若者を呼び込み、働く場を作ることが必要でした。その具体策が、学校と病院を核にした開発だったのです。
大和ハウス工業 北海道支社 菅原 貴志 事業部長:「少子高齢化が進む中、新しい若者の活力を取り入れる。多くの人がやって来る街づくりを通じて、副都心としての価値を高めたい」
「新さっぽろ」の街が若返ることができるのか?そして、その効果を周辺に波及させることができるのか?大規模再開発の行方が注目されます。
“学校”と“働く場”をつくり若者を呼び込め!500億円の再開発プロジェクト~北海道札幌市~ (21/02/27 10:00)
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