菅官房長官は3日の記者会見で、政府としてお盆の帰省の一律自粛を求めることはしない考えを表明すると共に、感染拡大防止と社会経済活動の両立について「悩みながら進めていく」と本音を吐露した。
菅長官は会見で記者から「きのう西村経済再生相がお盆の帰省は慎重に考えないと行けないと発言したが、Go Toトラベルと矛盾する」と指摘されたのに対して次のように述べた。
「昨日の会見で西村大臣ご自身が説明したが、都道府県をまたぐ移動について国として一律に控えてくださいと言っている訳ではなく、またお盆の帰省を制限するとかしないとか方向性を申し上げたものではなく、高齢者に感染が広がる可能性もあるので、お盆の帰省に関する注意事項について、専門家のご意見をうかがう旨を申し上げたものであると承知している」
そのうえで、菅長官は「Go Toトラベルについては感染対策をしっかり講じたホテルや旅館を対象にしており、また利用者の方々が3密を避ける、手洗い、マスク、大声を出さないといった基本的な感染対策を徹底していただければ、感染リスクをかなり抑えることができる」と指摘した。
さらに菅長官は、観光業が厳しい状態に置かれていることを強調し、関係者の生活を守るために、感染拡大防止との間で「悩みながら」取り組んでいることを次のように吐露した。
「地域に密着をして、地域を支えてくださっている全国の約900万人の旅行関係者の皆さんが、まさに現実的には瀕死(ひんし)の状態の中で、そうした中で旅館ホテルというのは対前年比稼働率が約1割だとか、そうしたことも強く来ている。そうした人の生活を守っていくのも、政治にとって極めて大事なことであると思っている。悩みながら、そうしたことについて、この拡大を防止すると同時に社会経済を進めていく、そうしたことについて慎重に判断をしながら今進めているところです」
一方、自民党の二階幹事長は会見で、菅長官に歩調を合わせるように、Go Toトラベルの扱いや都道府県をまたぐ人の移動については各地域が判断すべきだとして、政府が一律に自粛などを求めるべきではないとの考えを示した。
さらに、菅長官の政府側の運営について記者から問われ「しっかりやっておられると思う。大いに敬意を表している」と賛辞とエールを送った。
(2020/08/03)
#菅義偉 #二階俊博 #帰省
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菅長官「悩みながら」と本音吐露「瀕死」の旅行業保護と感染拡大防止で 蜜月の二階氏は菅氏に敬意
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