ごう音が響く中、ロープをつたい、ヘリコプターから船の上に下りていく隊員。
海上保安庁が撮影した映像。
外国船籍の貨物船から、「乗務員が強い胸の痛みを訴えている」との連絡を受け、救助に向かった。
甲板に下りた隊員がまず行ったのは、防護服などの確認。
新型コロナの感染拡大で必要となった対応。
準備を整えて向かった先にいたのは、ベッドに横たわる男性。
隊員が呼びかけるが、目はうつろで、反応はない。
それでも隊員は、声をかけ続けながら、搬送の準備を行う。
これまでは、このままヘリで運んでいたが、今はそれができない。
感染を防ぐため、男性に酸素マスクをつけたうえで、感染症患者搬送用バッグと呼ばれる透明なシートで包んでから運び出す。
甲板に上がった隊員たちは、ヘリへ乗り込む前に、防護服を脱いで袋の中へ。
ウイルスの拡散を防ぐためだという。
そして、このあと男性は無事、病院に搬送された。
海上からのSOSに、昼夜問わず対応している海上保安庁。
コロナショックのあと、隊員たちは不安を抱えながら、奮闘を続けている。
海保・警備救難部 佐々木千寿医療支援調整官「常に感染へのリスクを懸念しながら、急患搬送しなければならないということで、緊張感は高まっている状況です」
そして、今の時期は、熱中症とも闘わなければならない。
佐々木医療支援調整官「感染防護衣は気密性が高く、通気性が悪い全身を覆ったものですので、熱中症リスクは、(防護服は)着ているだけで高くなる」
隊員たちは、気密性の高い防護服の下に、さらにライフジャケットやひざ当てなど、通常の装備を着けて業務にあたっている。
そのため、暑さに慣れる訓練が欠かせない。
海上保安庁では、作業ごとに熱中症のリスクを把握して対策を立てながら、海の安全を守っている。
(2020/07/29)
#海上保安庁 #ヘリコプター
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コロナとも闘う海上保安庁 「胸が苦しい」貨物船から通報
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