先週、フジテレビのカメラが初めて内部に入った、陸上自衛隊の主力戦車「10(ヒトマル)式」。
緊張感が続く、日本と近隣諸国との関係において、「10式戦車」が担う重要な役割をまとめた。
7月、27年ぶりに、戦車内にフジテレビのカメラを許可した陸上自衛隊。
その「10式戦車」は、導入から10年を迎えるが、その性能は、今も世界から注目が集まっている。
フジテレビ・能勢伸之解説委員「車長席の隣には、10式戦車の主砲、120mm砲の砲尾がある。砲尾には、自動装填装置のレールが延び、そこから砲弾が押し込まれるようになる」
自動で連射するスピードも上がり、敵のレーザー誘導ミサイル攻撃の前兆となる、レーザーをキャッチする検知器を装備。
また、隊員を衝撃から守り、安全を確保する、可動式の板も設置されている。
この「10式戦車」が担う重要な任務の1つが、“離島防衛”。
沖縄・尖閣諸島周辺の海域では現在、中国の公船が97日連続で現れている。
そんな中、防衛省は、7月14日に発表した防衛白書で「島しょの周辺海空域において、監視活動や実力行使などにより、他国の支配を弱め、自国の領有権に関する主張を強める」と、中国の動向を分析し、中国は反発している。
その中国は、世界的にも珍しい水陸両用戦車を所有している。
フジテレビ・能勢解説委員「このZTD-05軽戦車は、洋上に砲塔だけのぞかせ、海から陸へ上陸する。海洋進出を強める中国は、主砲を発射しながら上陸することができる軽戦車を持っている」
さまざまなセンサーを使って精密に射撃できる「10式戦車」は、離島防衛にとって、重要な装備の1つとされている。
日本を取り巻く安全保障のバランスが刻々と変化している中、戦車の役割も変化している。
(2020/07/20)
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