6月、河野防衛相がイージス・アショアの導入を断念すると突然表明した。
これは、ミサイルが日本に飛んできた場合、日本を守るはずだったミサイルシステム、つまり「盾」がなくなってしまうということを意味する。
そのため、北朝鮮などの脅威から、国を守ることができるのかとの声が高まっている。
そこで、新たに出てきたのが「盾」ではなく「矛」を持つという議論。
ギリシャ語で「盾」を表すイージスを断念して、浮上しているのが、日本が「矛」となる能力、敵基地攻撃能力を保有するという議論。
しかし、安全保障の大転換となるだけに、難しい課題を抱えている。
敵基地攻撃能力とは、日本が攻撃を受けるとなった場合に、相手のミサイル基地などを攻撃するための仕組みや装備のこと。
政府は、これまで実際の敵基地への攻撃は、原則アメリカ軍に委ねるとして、本格的な攻撃用の装備は封印してきた。
しかし、北朝鮮など周辺国のミサイル攻撃能力が高まる中で、「日本にミサイルを撃つなら攻撃するぞ」という意思と能力を示す方が、相手にミサイルを撃たせないことにつながるとの意見が出ている。
安倍首相「平和は人から与えられるものではなく、われわれ自身の手で勝ち取るものであります。あるべき抑止力のあり方について、新しい議論をしていきたいと思っております」
ただ、実際に保有するとなるとコストもかさむうえ、憲法で許される自衛の範囲を超えるとの懸念や、地域の緊張を招き、戦争の危険を高めかねないとの批判もあるだけに、議論は難航する見通し。
(2020/07/02)
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#イージス・アショア #河野大臣 #安倍総理
【解説】「矛」と「盾」 “イージス断念”どう守る?
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