日本と同じく、韓国も規制緩和のあとのクラスター発生に苦戦している。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領も、「ひと安心だと思ったら違いました」と反省の弁。
韓国南部プサンにある海水浴場は、1日、オープンした。
しかし、海水浴客はまばらで、ビーチパラソルがぎっしりと浜辺を埋めていた2019年と比べると、すっかり様変わり。
目につくのは、感染防止を呼びかける「生活の中で距離確保」と書かれた看板だけ。
5月、新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込んだことを、「すでにわれわれは防疫において、世界をリードする国となった。K防疫は世界の標準になった」と、自画自賛した文在寅大統領。
しかし、5月6日、外出自粛要請が解除されると、ソウルの繁華街で集団感染が判明。
さらに、ネット通販会社の配送センターやコールセンターなど、複数の場所でも感染が相次ぎ、緊張感が高まっていた。
クラスターの再発を受け、文大統領は3日、国民に向け、「ひと安心だと思ったら違いました。首都圏中心にコロナ集団感染が終わりません。共通点は全部、密閉・密接・密集した施設で発生しているということです、このような3密施設で成り立つすべての種類の活動は、コロナ感染に脆弱(ぜいじゃく)です」と、SNSでコメントを発表した。
感染の再拡大を受け、韓国政府は首都圏に限り、再開したばかりの博物館など公共施設を再び閉鎖。
国民に対しては、不要不急の外出や外食を自粛するよう要請した。
また、再開した居酒屋やカラオケなど、人が密集しやすい8つの業種には営業自粛を勧告。
営業を続ける場合、マスクや消毒以外の新たな義務が店と客双方に課された。
利用客は、事前に携帯電話で、自分の個人情報を登録。
入店時に使うQRコードは、個人情報を提供することに同意をして、さらに本人確認を行ったうえで、初めてコードが表示されるシステムとなっている。
もし、店で感染が発覚した場合、政府が行動を追跡しやすくなるという仕組み。
こうした店だけではない。
一部の地域では、結婚や葬儀などの冠婚葬祭式場でも、体温チェックと出入り名簿の作成が義務付けられた。
その一方、韓国では3日、登校再開の対象が広がり、小中学校の一部と高校1年生の通学が再開された。
政府の発表によれば、3日に新たに明らかになった感染者は49人。
そのうち、45人はソウル首都圏に集中しているという。
政府担当者「感染経路がわからない事例も増えていて、首都圏では危機意識を持って、厳重な対処をする必要があります。次の週末までが、首都圏の流行が全国に広がるのか確認することになる重要な峠になるでしょう」
他国に先駆け、外出自粛要請を解除し、経済活動再開にかじを切った韓国。
予断を許さない状況が続いている。
(2020/06/03)
#新型コロナウイルス #韓国
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“第2波”懸念 ビーチも閑散 韓国“苦戦中”日本と同じ?
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