「イット!」のカメラが捉えたのは、線路を横断する郵便配達員の姿。
渡っていたのは、踏切が設置されていない勝手踏切でした。
「イット!」取材班が向かったのは神奈川・鎌倉市。
踏切ではないのに住民らが日常的に線路を横断する“勝手踏切”。
踏切がない場所で線路を渡ることは本来、違法のはずですが、線路の中に入っていく人や郵便配達員は仕事中に何度も線路を横断。
勝手踏切を巡っては4年前、ごみ出しのために線路内に進入した女の子が江ノ電に電車にはねられ、一時重体となる事故が起きています。
3日の取材中、至る所で勝手踏切を発見。
500メートルほどの範囲に13カ所の勝手踏切とみられる場所が確認できました。
こうした勝手踏切は広島でも。
JR可部線では2024年4月と10月に高齢男性が列車と接触し、死亡する事故が相次ぎ発生。
国土交通省が調べた結果、勝手踏切は、いまだ全国で1万5553カ所に上ることが分かりました。
4年前に行った前回の集計から1割弱しか減っていなかったのです。
危険な勝手踏切はなぜなくならないのでしょうか。
近隣住民
(勝手踏切が)なくなったら線路沿いに住んでいる人は困るのでは。
江ノ電の沿線には、線路を渡らなければ自宅から出ることさえできない住民が多くいるのです。
専門家によると、「“勝手踏切”は住民らが長年“生活道路”として利用しているため、黙認されているケースが多い」と指摘します。
鉄道ジャーナリスト・渡部史絵氏:
国交省は踏切を新しく設置するのを基本的に認めていない。鉄道事業社にばかり費用面などの負担がいってしまい、安易に(勝手踏切を)閉鎖できない。
江ノ島電鉄は、進入止めや注意喚起の看板を設置して事故防止に努めています。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/
放置される踏切無い場所での横断 “勝手踏切”「生活道路」で黙認?全国に1万5000カ所超存在
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