子供から大人まで誰でも弾ける「ストリートピアノ」。
そんな中、あるストリートピアノの公式SNSが発信した注意喚起がネット上で議論を呼んでいます。
24日の“ソレってどうなの?”は「『練習は家で』“街角ピアノ”苦言?」をテーマにお伝えします。
大阪市の商業施設「ATCシーサイドテラス」の中にある「南港ストリートピアノ」。
公式Xに「南港ストリートピアノからのお願い」というタイトルで投稿した内容は、「こんな掲示はしたくなかった、、というのが正直な気持ちです、、『練習は家でしてください』」というもの。
併せて公開した声明文には「練習は家でしてください。練習を重ねてつっかえずに弾けるようになってから、ここで発表して頂けたら幸いです。誰かに届いてこそ『音楽』です。手前よがりな演奏は『苦音』です」とも書かれていました。
音楽を通して人と人との交流を深めることを目的に広まったストリートピアノ。
その多くは駅などの公共の場所に設置されていて、誰でも自由に演奏ができることが特徴です。
この理念を否定するような投稿に対して、SNSでは「誰でも自由に弾いていいのがストリートピアノ。ストリートピアノの意味も定義もわかっていない」「下手な人は『音楽』ではなく『苦音』とか煽るような一言も火に油を注いでいる」と批判の声が上がりました。
一方で、南港ストリートピアノが設置してある場所は屋内のフードコートのため、「食事が終わるまで聞き続けないといけないのは確かに苦痛」と運営側に理解を示す声も。
運営側は声明で「演奏に対して多くのクレームが入っているためピアノを撤去せざるを得ない状況」だと説明しています。
実際にその場所でピアノを弾いたことがあるという人を取材すると、現場の状況というのが見えてきました。
南港ストリートピアノ演奏経験者・よっちゃんさん:
フードコート内の限られた空間かつ、ピアノの音もストリートピアノの中でも大きめの音が出た記憶がある。音がすごく周囲に響く印象があった。フードコートで「うるさい」と苦情がきやすい場所だと、練習目的でストリートピアノで“同じフレーズを繰り返すような練習はおやめください”と表記していることが多い。(一方で)公式の書き方は角を立たせてしまった。
では、別の場所も見ていきたいと思います。どんな意見があるのでしょうか。
ライブハウスなどが多く“音楽の街”の顔を持つ東京・下北沢。
実際にストリートピアノが設置されている場所で取材をしてみました。
ストリートピアノ演奏者(小6):
きょうやってみようかなと思ってやりました。ちょっと緊張したけど、最後まで弾ききってうれしかったです。
ストリートピアノ演奏者:
人前で弾いたことがないので緊張します。技術がある方じゃない(人が)ピアノを弾いてても、演奏者としてはすごく楽しい。
では食事中に聴いたとしたらどう感じるか街の人に聞くと、「曲にならない音だったら不快に思う方はいるのかな?と思う」と話しました。
下北沢でストリートピアノを運営している団体の代表・柏雅弘さんは次のように話してくれました。
シモキタリングまちづくり会議 まちピアノ・プロジェクト 柏雅弘代表:
音が聞こえる範囲にいる方が不快にならないでいられるように心がけないといけないと思う。ピアノを弾く方もふざけてやるとかだと、聞いてる方も不快になると思うので、気をつけた方がいいと思う。
苦情があったという南港ストリートピアノでは、演奏時間は1人10分まで。
さらに「周囲への配慮」を求めています。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/
「練習は家でしてください」“ストリートピアノ”は下手だと弾いてはダメ?「誰かに届いてこそ『音楽』、手前よがりな演奏は『苦音』」投稿に批判の声も
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