住宅に積み上げられた謎のスーツケース。
近隣住民から不安の声が上がる中、FNNは所有者の男性を独自取材しました。
「人から見れば“ゴミ屋敷”」と話す住宅の所有者。
さらに取材を進めると、ある驚きの事実が明らかになりました。
訪れたのは、福岡市城南区の住宅街。
重機が入り、道路を拡張する工事が行われていますが、その先をのぞいてみると、大量のモノが。
工事の作業員:
(Q. ここのものは?)「触らないでください」って言われています。持ち主から。片づけるの大変、落ちないようにしないと。
うずたかく積まれていたのは、近くに住む男性の所有物だといいます。
近づいて見てみると、大量のスーツケースのほか、人気キャラクターの置物、サーフボードに家電製品など、多種多様な生活用品であることが分かります。
よく見ると敷地外に飛び出しているものもあります。
壁のように積み上がったモノをたどっていくと、木に囲まれた住宅がありました。
近くに住む人からは「俗に言う“ゴミ屋敷”かなって」、「これすごいですよね」、「地震が起きて倒れたら危ないからね」、「台風の時に靴が飛んできた」といった声が聞かれました。
生ごみなどの悪臭はしないものの、地震や台風などで倒壊しないかと心配する近隣住民。
いつごろから、この状態なのでしょうか。
近くに住む人は、「私が住んでた時にはもうあったので、2016年にはもうあったのでは」と話します。
グーグルマップで調べてみると、12年前にモノは積み上がっていませんでした。
しかし、10年前から少しずつ置かれ始め、2021年には今と変わらない姿になっていました。
なぜ、スーツケースをはじめ、大量の物品が外に積み上げられているのか。
家主の帰りを待ちながら住宅街で取材を続けると、さらに驚きの事実が分かりました。
同じ町内で発見したのは、先ほどの家と同じようにスーツケースが積み上がっている住宅。
人が住んでいる気配はありません。
近くに住む人:
持ち主が10年近く前かな、積み上げだして。ここから100メートルくらい行ったとこかな、左側に積み上げている。
記者:
見ましたさっき。それを取材していた。向こうの人と同じオーナー?
近くに住む人:
そう。
近くに住む人たちの話を総合すると、10年ほど前から物が積み上がり始めたこの住宅と道路沿いの“あの住宅”は、所有者が同一人物だといいます。
1軒の住宅では、収納できないほどの大量の物品を所有する人物と接触しようと待っていると、1台の車が“あの住宅”の近くに停車しました。
記者:
すみません。
住宅の所有者(70代):
なんですか?
記者:
TNC(テレビ西日本)の報道部の者ですが、そこの家の方ですか?
住宅の所有者(70代):
なんでですか。
スーツケースを引くこの男性が住宅の所有者でした。
住宅の所有者(70代):
雑貨集めるのが好きなので、車の中もいっぱい入れてるけどためてるんです。
記者:
スーツケースがものすごくある。
住宅の所有者(70代):
スーツケースに荷物を入れて、これだったら強いんですよ。中には雑貨が入っています。
記者:
どこからもらってくるんですか?
住宅の所有者(70代):
買うんですよ!
雑貨収集が趣味だと話す70代の男性。
約30年前からキャラクターのぬいぐるみや食器などを買い込み、住宅内に保管し始めたといいますが、いつしか収容できなくなり、家に続く通路にまで置くようになったといいます。
住宅の所有者(70代):
家の中に入りきらないから、外にこういう具合にスーツケースに入れて。
記者:
もう1軒スーツケースの家も所有?
住宅の所有者(70代):
そうそうそう。倉庫代わりにしてる。
もう1軒の住宅も、この男性の所有でした。
近くに住む人たちの不安の声を伝えると、住宅の所有者は「有毒ガスが出るということはないと思う。(モノが)落ちてくるとかになったらいけないので、片づけないといけない。整理したいという気持ちはある。(Q. 1人でできます?)業者に頼んだりとかしますよ」と話しました。
男性は体調が芳しくなく、また通路が道路の拡張工事の計画地に入っているため、近く業者を雇うなどして片づけたいと話しました。
住宅の所有者(70代):
人から見れば“ゴミ屋敷”と、自分からすれば趣味の範囲で品物集めている。
70代の男性の敷地内に積み上がった大量の物品。
拡張工事も進む中、片づけに残された時間はもうほとんどありません。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/
住宅に山積み“大量のスーツケース” 住人「人から見ればゴミ屋敷、自分からすれば趣味の範囲で品物集めている」 福岡市城南区
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