世界が急ピッチで進める出口戦略。
感染拡大を防止する新たな取り組みも広がっている。
いつもは感染なんてどこ吹く風といった姿勢が目立つトランプ大統領が。
トランプ大統領「週1回で受けていた(ウイルス)検査を今後は1日1回にする」
実はホワイトハウスで、大統領の身の回りの世話をするスタッフに陽性反応が出た。
2日連続でウイルス検査を受けた大統領。
結果は陰性だったが、副大統領や閣僚たちも毎日検査をすることに。
アメリカでは、少しでも早く出口にたどり着こうと、感染の実態をとらえようとする動きが続いている。
カリフォルニア州ロサンゼルスでは、自覚症状が全くなくても、希望する住民全員がPCR検査を受けられる。
今回は、記者も検査を受けられることになった。
検査場は広い駐車場。
予約の有無や身分証をチェックされたあとに、検査キットが渡される。
検査方法は、いたってユニークアンドシンプル。
まずは…。
一瞬どきりとするせきだが、これは係員からわざとするようにと指示されて出したもの。
肺の中の分泌物を出させ、検出しやすくするため。
せきをしたあと、キットの綿棒で今度は口の中を入念にぬぐう。
その綿棒を付属の容器の中に入れ、袋に戻し、袋を出口にあるドラム缶の入れ物に入れて終了。
渡された検査キットを自分で使うシステムのため、係員との接触も最小限に抑えられる。
しかも、唾液などを拭い取る簡単なもので痛みもない。
結果はメールで通知される。
記者の結果は陰性だった。
希望者全員に対する大規模な検査で、感染の実態を一刻も早くつかみたいアメリカ。
背景にあるのは、切迫する経済。
アパレル大手「Jクルー」の破綻が伝えられたばかりだが、今度は100年以上の歴史を誇るアメリカを代表する高級百貨店「ニーマン・マーカス」が連邦破産法の適用を申請。
ネット通販に押されていたところに感染拡大で営業停止。
破綻に追い込まれた。
コロナ危機がもたらした、さまざまな打撃と変化。
今週から規制が一部緩和され、経済活動が再開し始めたタイでは。
1日6万人余りが利用するバンコク市民の足の水上バスでは、密接して座れないよう座席にバツのマーク。
電車内にも1席おきにバツ。
飲食店でも向かい合うのはバツ。
さらに、手作りのフェースシールドで感染対策。
国を挙げて感染対策を徹底している。
一方、新たな感染者数が連日1桁台にとどまる感染対策の優等生、台湾では。
街中に設置されたマスクの自販機。
健康保険証を入れれば、2週間ごとに9枚のマスクが購入でき、マスク不足に困ることはない。
台北のシンボル101ビルの入り口では、検温と消毒が徹底され、届いた荷物も全てを手作業で消毒。
小学校でも、登校時に検温。
給食の時間は、飛沫防止のためおしゃべりは禁止だそう。
こうして市民全体で予防意識を高めている。
感染対策はトランプ大統領の会見でも。
例え屋外でも、記者などとの間隔が取られ、ニューヨーク市内は屋外でも密を避ける策として、車道の一部が歩道として開放されている。
さらに、ハグでのコミュニケーションでもこんな対策が。
ある家では、お互いの腕が外に出せる防護シートをハンドメイド。
ハグの前後には消毒も徹底している。
そのアメリカでは、大学などのチームが注目の研究成果を発表。
ラクダ科の動物「ラマ」の抗体から、新型コロナウイルスのワクチンや治療薬につながる可能性がある抗体を作ったという。
しかし、一方でワシントン大学がまとめた予測では、感染拡大は夏に向けてさらに続くと指摘。
8月までにアメリカの死者数は現在の2倍程度、およそ13万5,000人になるとしている。
感染拡大防止と経済活動再開。
そのはざまで、各国は難しいかじ取りを迫られている。
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(2020/05/08)
#新型コロナウイルス
希望すれば全員PCR検査 アメリカ流出口戦略を体験
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