三重県多気町の複合型リゾート施設「VISON(ヴィソン)」。ここに1つのビニールハウスが…
(松本道弥アナウンサー)
「大きなビニールハウスの中は森のようになっています。ここで栽培されているのがチョコレートの原料カカオです」敷地面積225平方メートルのハウスの中には、23本のカカオの木が。大きく実ったカカオ…
(辻製油 井藤利浩さん)
「成熟すると最終的にはこのような色(オレンジ)になる」
世界的パティシエと国産カカオの栽培研究プロジェクト!
5日に行われたのは、正真正銘「国産カカオ」の収穫です。実は…
(パティシエ 辻󠄀口博啓さん 2021年)
「カカオの生育に最も良い環境をつくり上げる。その研究がこのカカオハウス。これから第一歩です」
このカカオハウスは、2021年に世界的パティシエ・辻󠄀口博啓さんのチョコレートショップとともに「VISON」内にオープン。運営するのは、松阪市に本社を置き食用油などを製造する「辻製油」で、国産カカオの栽培研究のプロジェクトに共に取り組んできました。
(井藤さん)
「チョコレート作りについて分からない中、VISONがオープンした。辻󠄀口パティシエの店も入るということで、このプロジェクトを始めた」
カカオ464個→約10キロのチョコレートに
目標はこのカカオを使って、辻󠄀口シェフが監修するショコラを作ること。取り組みが始まって約5年…商品化に向けて一歩ずつ前進しています。
(井藤さん)
「栽培は辻󠄀口シェフのお店で焙煎機にかけて進めていくが、『乾燥状態で10キロは必要』だと言われていた。今回ようやく『10キロ』が叶った」きょう収穫したのは、20~30センチほどのカカオ4個。これまでに464個が収穫できました。これで約10キロのチョコレートができる計算です。しかし、道のりは険しいとのこと。
(井藤さん)
「僕たちも受粉のメカニズムが完全に分かったわけではないので、すごく難しい。まだまだチャレンジは必要」
なぜ日本でカカオ栽培?
1本の木に年間5000~1万もの花が咲きますが、実になるのは3%ほどと言われ、原料調達は困難を極めます。では、そんなカカオ栽培になぜ目を付けたのでしょうか?(井藤さん)
「以前から『カカオショック』という言葉がある通り、カカオが不作だったり高騰していたこともあるし、『どこもできないことに取り組む』という言葉もあるので、実現するためにVISONと辻󠄀口パティシエと進めた」
カカオの主要産地である西アフリカで、干ばつや豪雨などの異常気象が続き、世界的に供給不足や価格高騰などカカオショックが続いています。
6月下旬… 三重初の国産ショコラ完成!?
辻製油によると、菓子メーカーと普段仕事をする中で、チョコレートを取り巻く環境が厳しくなっている状況を聞き、なんとかそれをやわらげることはできないか?という経営陣の思いがあったということです。5日にVISONで収穫したカカオの実は、松阪市の辻製油に運ばれました。
今後、約2週間かけて発酵・乾燥。辻󠄀口シェフによって、6月下旬には三重初の国産ショコラが完成するということです。
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2712800
複合型リゾート施設「VISON」でカカオ栽培 プロジェクト始動から5年… 三重県初の国産ショコラ完成なるか!?
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